2014年の全日本チャンピオン、現在28歳の江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)は、かつてスイスに練習拠点を置いてプロ活動をしていた。今から9年ほど前、世界を目指していた江原は「海外を拠点にしたい」という思いが強くあり、イタリア、スペイン、スイスのテニスアカデミーを訪れて実際に練習を体験。最終的にスイスを拠点に定めた。
3つの国のアカデミーにはそれぞれどんな特徴があり、なぜ江原はスイスを選んだのか、興味を引かれるところだ。江原に話を聞いてみた。
江原が候補に挙げていたのは以下の3つのアカデミー。
「イタリアはボブ・ブレット(※ベッカーや松岡修造、イバニセビッチらを指導した名コーチ)のアカデミーで、当時チリッチや若きラオニッチもいました。スペインはダニエル太郎が在籍していたバレンシアの『テニスバル』。ここにはフェレールがいて、何回か練習したこともあります」
「そしてスイスはナショナルテニスセンターと同じ場所にある『スイステニスアカデミー』です。当時スイスNo.3のチウディネリ(ATP最高位52位)とか、ナショナルの選手も練習していて、フランスのシモンも時折来ていました」
江原はこの3カ所ともに魅力を感じ、どこに決めるか迷ったという。
「まず共通点として、どこのアカデミーも日本よりトレーニングが進んでいると思いました。ただ鍛えるのではなく、テニスにより近いトレーニングを取り入れていた。今では日本のトレーナーもいろんな知識を得ていますが、当時は違いました。それと、どこも練習相手が豊富でしたね!」
イタリアで3週間、スペインで3カ月トレーニングを行なった江原は、最後に訪れたスイスで「もう帰りたくない。ここにいたら強くなれる!」と確信し、拠点に決めたという。
「トレーニングの内容が自分に合っているし、練習相手も多い。(その後も含めて)シモンとは4~5回練習させてもらいました」と江原。「海外にいて日本に帰りたくないという感覚になったのは、この時が初めてです」というほど、江原にとってベストマッチだった。
3つの国のアカデミーにはそれぞれどんな特徴があり、なぜ江原はスイスを選んだのか、興味を引かれるところだ。江原に話を聞いてみた。
江原が候補に挙げていたのは以下の3つのアカデミー。
「イタリアはボブ・ブレット(※ベッカーや松岡修造、イバニセビッチらを指導した名コーチ)のアカデミーで、当時チリッチや若きラオニッチもいました。スペインはダニエル太郎が在籍していたバレンシアの『テニスバル』。ここにはフェレールがいて、何回か練習したこともあります」
「そしてスイスはナショナルテニスセンターと同じ場所にある『スイステニスアカデミー』です。当時スイスNo.3のチウディネリ(ATP最高位52位)とか、ナショナルの選手も練習していて、フランスのシモンも時折来ていました」
江原はこの3カ所ともに魅力を感じ、どこに決めるか迷ったという。
「まず共通点として、どこのアカデミーも日本よりトレーニングが進んでいると思いました。ただ鍛えるのではなく、テニスにより近いトレーニングを取り入れていた。今では日本のトレーナーもいろんな知識を得ていますが、当時は違いました。それと、どこも練習相手が豊富でしたね!」
イタリアで3週間、スペインで3カ月トレーニングを行なった江原は、最後に訪れたスイスで「もう帰りたくない。ここにいたら強くなれる!」と確信し、拠点に決めたという。
「トレーニングの内容が自分に合っているし、練習相手も多い。(その後も含めて)シモンとは4~5回練習させてもらいました」と江原。「海外にいて日本に帰りたくないという感覚になったのは、この時が初めてです」というほど、江原にとってベストマッチだった。