ATP（男子プロテニス協会）は22日（日本時間）、８月13日からワシントンで開催される予定の『シティー・オープン（ATP500）』が中止となることを、公式サイトで発表した。

　新型コロナウイルスの感染拡大により、３月上旬から中断しているテニスツアーだが、このシティー・オープンを皮切りにツアー再開となる予定だった。同大会の会長であるマーク・アイン氏はATP公式サイトで、「大会開催まで23日に迫った今、海外渡航の規制や、健康・安全面の問題など、未解決の問題が多すぎるため、この決断をせざるを得なくなった」とコメントした。
  　またUSTA（全米テニス協会）も、この件についてSNSを通じて声明を発表。シティー・オープンの決断を尊重しつつ、同大会の翌週に控える『ウェスタン＆サザン・オープン（ATP1000）』と、それに続くツアー再開後初のグランドスラム『全米オープン』の開催については、「今回の決定からはなんの影響も受けない」と、予定通り開催されることを強調した。

　現在ATPは、今シーズンのツアースケジュールの改定を行なっているようだ。11月のATPファイナルズまでの予定は、今後２週間のうちに更新されるという。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】ボールがつぶれ、フェイスがたわむ！ 3/1000秒の瞬間を捉えたスーパーインパクト集！！