女子テニス界の最強の姉妹と言えば、もちろんビーナス・ウィリアムズとセレナ・ウィリアムズだ。2人合わせたシングルスツアータイトル数は122勝(ビーナス:49勝、セレナ:73勝)。互いにペアを組んだダブルスでも、オリンピックで3つの金メダル、14度のグランドスラムタイトルを獲得するなど、今後のテニス史に永久に名を刻むであろう2人だ。
1990年代からプロの舞台で活躍を続けるウィリアムズ姉妹は、ダブルスでは力を合わせて輝かしい記録を挙げてきたが、ことシングルスとなれば、一転して激しいライバル関係に変わる。これまでツアーで30度にわたり顔を合わせ、しのぎを削ってきた。
そして、現在アメリカ・レキシントンで開催中のトップシード・オープン2回戦で、2年ぶり31度目の対決が実現。セレナが3-6、6-3、6-4のフルセットで逆転勝利を収め、19勝12敗とリードを伸ばした。
「とにかく勝ちたかった。最後の2ゲームは特に集中して臨んだわ」と、セレナは試合後に語った。8月初旬に再開したばかりの女子テニスツアー。今大会はセレナにとっても6カ月ぶりの公式戦だ。1回戦に続いて苦しみながらの逆転勝利は、彼女がいまだ本調子でないことを示しているだろう。
「子どもが生まれてからこんなに休んだのは初めて。今はリズムをつかむことに集中して、何が起こるのかを観察したい」と、優勝ではなく試合経験を積むことにフォーカスしているのだという。
ただ、「とてもリラックスできている」とも話す。慣れないはずの無観客試合も、彼女には好影響を与えているようだ。「観客がいないから、よりリラックスできるわ。もっと大きくて、音の響くコートで(無観客で)練習したりすることもあるから」と明かした。
セレナは次戦で、準決勝進出をかけて同胞の世界116位、シェルビー・ロジャースと対戦する。
構成●スマッシュ編集部
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1990年代からプロの舞台で活躍を続けるウィリアムズ姉妹は、ダブルスでは力を合わせて輝かしい記録を挙げてきたが、ことシングルスとなれば、一転して激しいライバル関係に変わる。これまでツアーで30度にわたり顔を合わせ、しのぎを削ってきた。
そして、現在アメリカ・レキシントンで開催中のトップシード・オープン2回戦で、2年ぶり31度目の対決が実現。セレナが3-6、6-3、6-4のフルセットで逆転勝利を収め、19勝12敗とリードを伸ばした。
「とにかく勝ちたかった。最後の2ゲームは特に集中して臨んだわ」と、セレナは試合後に語った。8月初旬に再開したばかりの女子テニスツアー。今大会はセレナにとっても6カ月ぶりの公式戦だ。1回戦に続いて苦しみながらの逆転勝利は、彼女がいまだ本調子でないことを示しているだろう。
「子どもが生まれてからこんなに休んだのは初めて。今はリズムをつかむことに集中して、何が起こるのかを観察したい」と、優勝ではなく試合経験を積むことにフォーカスしているのだという。
ただ、「とてもリラックスできている」とも話す。慣れないはずの無観客試合も、彼女には好影響を与えているようだ。「観客がいないから、よりリラックスできるわ。もっと大きくて、音の響くコートで(無観客で)練習したりすることもあるから」と明かした。
セレナは次戦で、準決勝進出をかけて同胞の世界116位、シェルビー・ロジャースと対戦する。
構成●スマッシュ編集部
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