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国内テニス

「全日本テニス選手権」の開催が決定。種目やドロー数を縮小し、無観客試合として実施【国内テニス】

スマッシュ編集部

2020.08.19

国内最高峰の全日本選手権が開催されることが決まった。選手やテニスファンには朗報だ。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

国内最高峰の全日本選手権が開催されることが決まった。選手やテニスファンには朗報だ。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 日本テニス協会(JTA)は、今年度の「三菱 全日本テニス選手権」を開催すると発表した。8月19日の常務理事会で、大会規模を縮小し無観客試合とすることで、開催することを決議した。

 試合種目は男女シングルス本戦のみで、従来の48ドローから24もしくは32ドローに縮小して行なわれる。予選やダブルスを開催しないことで、大会期間を10月28日(水)~11月1日(日)の5日間に短縮。また、本戦ワイルドカード(WC)を懸けた東日本・西日本大会は中止とし、地域選手権優勝者へのWC提供も行なわない。会場は有明コロシアム・有明テニスの森公園(東京)。

 JTAでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大会開催の是非を協議。感染は継続しているものの、防止に関する知見が向上し、医療面での対応にも進展が見られること。これまでに開催したJTA承認のスペシャルイベントで感染防止策に成果が得られたこと。政府もスポーツイベント再開支援事業に乗り出していること――などの諸状況から、大会の実施を決定した。
 
 開催に当たっては、各団体作成のガイドラインを適用しながら、感染症制御対策チームの配備、大会2週間前からの選手・スタッフの体調チェックおよびPCR検査、来場時の検温とサーモグラフィー設置、選手の宿泊を指定ホテルに限定するなどの対策を講じる。また、国もしくは東京都よりイベント開催自粛要請が出た場合は、大会を中止するとしている。

 今年で95回目を迎える全日本選手権。近年は海外で活躍するトップ選手の出場は減っているが、「世界への登竜門」として次代を担う若手たちの台頭の場となっている。昨年は20歳の野口莉央と本玉真唯が男女シングルスを初制覇。また、ジュニアや学生選手にとっては、プロと直接戦ってその力量を体感できる貴重な機会でもある。

 国内の秋のトーナメントでは、ワールドツアーの楽天ジャパンオープン、東レ パンパシフィックオープン、花キューピットオープン、ATPチャレンジャーの兵庫ノアCHなどの中止が決まっている。そうした中、全日本選手権の開催は選手やファンに希望を与えるニュースと言える。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】昨年の全日本選手権、未来を担う女子選手たちのプレー集
 

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