テニスの全米オープン前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ/ニューヨーク、WTAプレミア5)は、現地26日に女子シングルス準々決勝が行なわれ、第4シードの大坂なおみは、第12シードのアネット・コンタベイト(エストニア)と対戦。4-6、6-2、7-5で逆転勝ちし、昨年のベスト8を上回る4強進出を決めた。
コンタベイトは世界ランキング20位で、同10位の大坂より下位だが、2週前のパレルモ・オープンで準優勝し波に乗っている選手。過去の対戦成績では3勝0敗とリードする大坂だが、この日は相手の早い攻めと、自らのサービスのアップダウンもあって、苦戦を強いられた。
第1セット2-2からの第5ゲームで大坂はサービスダウン。ファーストサービスが入らず、そのせいでラリーでもミスが出て、ブレークを許した。他のゲームはキープしたものの、1ブレーク差でセットを落とす。
第2セットも第1ゲームで2本のダブルフォールトを犯すなどピリッとせず、いきなりサービスを破られる展開。しかし0-2となってから、ようやく大坂が目覚める。テンポの速い攻撃が決まり出し、ファーストサービスの確率も第1セットの44.4%から60.7%まで回復。相手のサービスを3つ続けてブレークし、6ゲーム連取で第2セットをもぎ取った。
第3セットは流れが二転三転する。まず大坂が第2ゲームで先にブレークし、3-0までリードするが、コンタベイトも第7ゲームでブレークバック。しかし最後は大坂が6-5から再びブレークして突き放し、1時間53分の熱戦に終止符を打った。
試合を通して、大坂は持ち前の攻撃力だけでなく、守備でも好プレーを見せた。相手の角度のある強打に対して大坂はよく追いつき、深く返球して次のチャンスにつなげていた。このあたりは新トレーナーの中村豊氏による強化の成果と言えそうで、今後に向けて期待が持てる。
大坂の準決勝の相手は、第14シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)。ランクは22位だが、前週のプラハ・オープンでは準優勝しており、過去の対戦成績でも1勝1敗と侮れない相手だ。大坂にとって今季初のツアー決勝を懸けた戦いは、現地27日に行なわれる。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみ、成長を遂げた19年シーズンを写真で振り返る!
コンタベイトは世界ランキング20位で、同10位の大坂より下位だが、2週前のパレルモ・オープンで準優勝し波に乗っている選手。過去の対戦成績では3勝0敗とリードする大坂だが、この日は相手の早い攻めと、自らのサービスのアップダウンもあって、苦戦を強いられた。
第1セット2-2からの第5ゲームで大坂はサービスダウン。ファーストサービスが入らず、そのせいでラリーでもミスが出て、ブレークを許した。他のゲームはキープしたものの、1ブレーク差でセットを落とす。
第2セットも第1ゲームで2本のダブルフォールトを犯すなどピリッとせず、いきなりサービスを破られる展開。しかし0-2となってから、ようやく大坂が目覚める。テンポの速い攻撃が決まり出し、ファーストサービスの確率も第1セットの44.4%から60.7%まで回復。相手のサービスを3つ続けてブレークし、6ゲーム連取で第2セットをもぎ取った。
第3セットは流れが二転三転する。まず大坂が第2ゲームで先にブレークし、3-0までリードするが、コンタベイトも第7ゲームでブレークバック。しかし最後は大坂が6-5から再びブレークして突き放し、1時間53分の熱戦に終止符を打った。
試合を通して、大坂は持ち前の攻撃力だけでなく、守備でも好プレーを見せた。相手の角度のある強打に対して大坂はよく追いつき、深く返球して次のチャンスにつなげていた。このあたりは新トレーナーの中村豊氏による強化の成果と言えそうで、今後に向けて期待が持てる。
大坂の準決勝の相手は、第14シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)。ランクは22位だが、前週のプラハ・オープンでは準優勝しており、過去の対戦成績でも1勝1敗と侮れない相手だ。大坂にとって今季初のツアー決勝を懸けた戦いは、現地27日に行なわれる。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみ、成長を遂げた19年シーズンを写真で振り返る!