右ヒザのケガにより昨年６月からツアーを離れている、男子テニス元世界ランク３位のホアン・マルティン・デルポトロが、右ヒザに３度目の手術を受けたようだ。

　デルポトロチームのツイッターへの投稿によると、手術は26日（現地時間）にスイス人の医師ローランド・ビーダート氏の執刀で行なわれたという。「テニスコートでヒザのテストをしたこともあったが、痛みは続いていた」として、再び手術に踏み切った。

　デルポトロは、2018年10月の上海マスターズの際に右膝蓋骨を骨折。その後復帰したが、昨年６月のフィーバーツリー選手権での転倒により再び同箇所を骨折し、手術を受けた。以降も痛みが引かず、今年１月に再手術を受けていたが、それでも完治には至らなかったようだ。
  　これまでも右手首、左手首のケガに悩まされ、数多くの手術を受けてきたデルポトロ。2009年の全米オープン優勝以降、ビッグ４に勝るとも劣らない存在と目されていただけに、活躍の場が失われていることが残念でならない。

　現在31歳。リハビリ期間を考えると、そう長くキャリアが残っているとは言えないかもしれない。それでもいつの日かケガを克服し、巨体から繰り出される豪快なフォアハンドを再び見せてくれることを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】プレーの合間に垣間見えるトッププロの素顔