男子テニスのダブルスにおいて、史上最も成功したペアであるマイク(アメリカ)とボブ(アメリカ)の"ブライアン兄弟"が、現役最後の大会として出場予定だった全米オープンには出場せず、引退する意向であることを米『ニューヨーク・タイムズ』が報じた。彼らは「これが正しいタイミングだと感じている」と話しているという。
彼らは22年間のプロキャリアの中で多額の賞金を獲得してきた。通算438週に渡ってダブルス世界ランク1位の座に立ち、119個のツアータイトルを獲得。2012年から13年のピーク時には、4つのグランドスラムタイトルと、オリンピック金メダルを勝ち取った。
「僕たちはあの数年間、誰にも止められなかった。ブレークされても笑顔でいたし、試合中にネガティブな感情が流れるなんてことも一切なかったよ」と、弟のボブは当時を振り返る。
しかし、男子ダブルス界を席巻した2人も今年で42歳。フィジカルの衰えは隠しきれないようで、兄のマイクは「この年齢になると、コートに出てプレーするためにも多くの労力が必要だ。まだまだプレーは好きだが、身体の準備を整えてコートに出ることが難しい。(身体を)回復させるのはもっと大変だ」と話す。
昨年11月に、2020年シーズンの全米オープンで引退する意向だと明かしていたブライアン兄弟だが、それを待たずしての引退には、全米オープンが無観客で開催されることが影響しているようだ。
それについてボブは「テレビで観戦するファンのために、そして選手のために大会を開催する彼ら(全米テニス協会)には敬意を表したい。でも僕らにとっては正しい形ではなかったんだ」と話しているという。
2人が出場した最後のATP大会は2月のデルレイビーチ・オープン。全試合フルセットで勝ち上がり、決勝では日本のマクラクラン勉とルーク・バンブリッジ(オーストラリア)ペアを下してツアー119勝目を挙げていた。
構成●スマッシュ編集部
彼らは22年間のプロキャリアの中で多額の賞金を獲得してきた。通算438週に渡ってダブルス世界ランク1位の座に立ち、119個のツアータイトルを獲得。2012年から13年のピーク時には、4つのグランドスラムタイトルと、オリンピック金メダルを勝ち取った。
「僕たちはあの数年間、誰にも止められなかった。ブレークされても笑顔でいたし、試合中にネガティブな感情が流れるなんてことも一切なかったよ」と、弟のボブは当時を振り返る。
しかし、男子ダブルス界を席巻した2人も今年で42歳。フィジカルの衰えは隠しきれないようで、兄のマイクは「この年齢になると、コートに出てプレーするためにも多くの労力が必要だ。まだまだプレーは好きだが、身体の準備を整えてコートに出ることが難しい。(身体を)回復させるのはもっと大変だ」と話す。
昨年11月に、2020年シーズンの全米オープンで引退する意向だと明かしていたブライアン兄弟だが、それを待たずしての引退には、全米オープンが無観客で開催されることが影響しているようだ。
それについてボブは「テレビで観戦するファンのために、そして選手のために大会を開催する彼ら(全米テニス協会)には敬意を表したい。でも僕らにとっては正しい形ではなかったんだ」と話しているという。
2人が出場した最後のATP大会は2月のデルレイビーチ・オープン。全試合フルセットで勝ち上がり、決勝では日本のマクラクラン勉とルーク・バンブリッジ(オーストラリア)ペアを下してツアー119勝目を挙げていた。
構成●スマッシュ編集部