大坂なおみが、全米オープンテニスの前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ/ニューヨーク、WTAプレミア5)の準決勝に勝利。決勝進出を決めた後のインタビューで、その複雑な思いを吐露した。
大坂は黒人差別の抗議活動の一環として準決勝を辞退していたが、大会側が27日の全試合の延期を決定。その後に大坂はWTA(女子テニス協会)とUSTA(全米テニス協会)と協議し、出場した方が「この動き(黒人差別への抗議活動)に、さらなる注目が集まる」との考えにより、棄権を撤回して出場に至っている。
この日大坂は、人種差別の反対を訴える活動の「BLACK LIVES MATTER」と書かれたTシャツを着て登場。試合は、第14シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)を相手に、2時間を超える接戦の末、6-2、7-6で勝利した。
試合後、マスク姿でインタビューに答えた大坂は「ちょっとストレスで昨日はあまり寝られなかった」と素直な思いを吐露。しかし、「いいレベルでプレーできて良かった」と、集中するのが困難な状況の中での勝利を喜んだ。
大坂の決勝の相手は、ノーシードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)。ランキングは59位だが、全豪オープンに2度優勝している元ナンバー1で、子育てをしながらツアーを転戦するママさんプレーヤーだ。
準決勝での大坂は、順調な展開ながらも第2セット途中からファーストサービスの確率が落ち、相手を乗せてしまう場面も見られたため、決勝ではこのサービスの出来が鍵を握りそうだ。
アザレンカとの対戦成績は大坂の2勝1敗。2人にとって今季初優勝をかけた戦いは、現地29日に行なわれる。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみ、成長を遂げた19年シーズンを写真で振り返る!
大坂は黒人差別の抗議活動の一環として準決勝を辞退していたが、大会側が27日の全試合の延期を決定。その後に大坂はWTA(女子テニス協会)とUSTA(全米テニス協会)と協議し、出場した方が「この動き(黒人差別への抗議活動)に、さらなる注目が集まる」との考えにより、棄権を撤回して出場に至っている。
この日大坂は、人種差別の反対を訴える活動の「BLACK LIVES MATTER」と書かれたTシャツを着て登場。試合は、第14シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)を相手に、2時間を超える接戦の末、6-2、7-6で勝利した。
試合後、マスク姿でインタビューに答えた大坂は「ちょっとストレスで昨日はあまり寝られなかった」と素直な思いを吐露。しかし、「いいレベルでプレーできて良かった」と、集中するのが困難な状況の中での勝利を喜んだ。
大坂の決勝の相手は、ノーシードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)。ランキングは59位だが、全豪オープンに2度優勝している元ナンバー1で、子育てをしながらツアーを転戦するママさんプレーヤーだ。
準決勝での大坂は、順調な展開ながらも第2セット途中からファーストサービスの確率が落ち、相手を乗せてしまう場面も見られたため、決勝ではこのサービスの出来が鍵を握りそうだ。
アザレンカとの対戦成績は大坂の2勝1敗。2人にとって今季初優勝をかけた戦いは、現地29日に行なわれる。
構成●スマッシュ編集部
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