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海外テニス

「これはスキャンダルだ」全仏OPの対応にジュムホールが激怒!新型コロナ疑いで出場拒否され法的措置へ

スマッシュ編集部

2020.09.24

全仏オープン予選に出場予定だったジュムホール。(C)GettyImages

全仏オープン予選に出場予定だったジュムホール。(C)GettyImages

 現在、予選ラウンドが開催されている全仏オープン(フランス・パリ)だが、パリ市内での新型コロナウイルス感染拡大を受けて、すでに十数名の選手の感染、ないしは感染者との濃厚接触が疑われ、大会に参加できない状態になっている。

 そのうちの1人が、男子テニス世界ランク114位のダミール・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)だ。彼は自身のコーチを務めるピーター・ポポビッチ氏が、PCR検査で陽性を示したことで、濃厚接触者として大会から出場を拒否された。しかし、これについてジュムホールは、大会側の一連の対応に納得しておらず、コーチと共に、大会側を相手取って訴訟を起こすつもりだという。

 ジュムホールサイドは、ポポビッチ氏が“偽陽性”の疑いがあったにも関わらず、大会側が2度目の検査を受け入れなかったことを不服としているようだ。そして、偽陽性を疑う根拠として、ポポビッチ氏がすでに7月に新型コロナウイルスに感染し、抗体を持っていたこと。大会を去った直後に別の機関で検査した際、陰性の結果を示したことの2点を挙げている。
 
 ポポビッチ氏は仏メディアの『レキップ』に「これはスキャンダルだ。とても不満だよ」と息巻いた。さらに「法廷では勝てると確信している。彼らはこの件で、多額の賠償金を払うことになるだろう」と述べているという。

 現在予選が行われている全仏オープンでは、すでに選手、関係者に多数の感染者が発生している。パリ市内でも感染拡大が続いていることから、当初11,500人に設定されていた1日の最大観客動員数を、1000人にまで削減することが23日に発表されたばかりだ。参加選手には細心の注意が求められる。

構成●スマッシュ編集部

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