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国内テニス

1日2試合を勝ち抜き、大坂なおみとパブリチェンコワが東レPPOの決勝進出。土居美咲は準々決勝で敗退

スマッシュ編集部

2019.09.21

2年連続で決勝へ駒を進めた大坂なおみ。(C)Getty Images

2年連続で決勝へ駒を進めた大坂なおみ。(C)Getty Images

【東レ・パン・パシフィック・オープン/9月16~22日】

 大阪のITC靱テニスセンターで開催されている東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(以下東レPPO)は9月21日、昨日の雨の影響で、シングルス準々決勝と準決勝、ダブルス準決勝と決勝が行なわれた。勝ち上がった選手は1日2試合行なうハードスケジュールとなった。


 土居美咲対アナスタシア・パブリチェンコワの試合は、土居が0-2とリードされたところから、試合が再開。土居のサービスゲームだったが、ブレークスタートとなってしまう。パブリチェンコワはリターンでもラリーでも積極的に攻めてきて、2-6でセットを失う。

 オンコートコーチングを受けて、第2セットではフォア側を狙ったり、高低差のあるボールをミックスしたりと工夫したが、パブリチェンコワの丁寧な攻めを崩し切ることができず、準決勝には進めなかった。土居美咲は自身初となる今大会ベスト8。先週の準優勝に続き、好結果が出てきているだけに、これからの活躍に期待できそうだ。

 土居はこの試合後、日比野菜緒と組んでダブルスの準決勝に挑んだが、惜しくも第2シード相手に、ファイナル10ポイントマッチタイブレークで敗退した。

 勝ったパブリチェンコワは、数時間後に6勝7敗のアンジェリーク・ケルバーと準決勝を戦った。昨日準々決勝を終えていたケルバーは、これが1試合目。体力面ではパブリチェンコワの方が不利だったが、持ち前の攻撃力を発揮して、ケルバーの守備を打ち破った。
 大坂なおみは準々決勝で3連敗中のユリア・プチンツェワと対戦。終盤追い上げられたが、ついに初勝利。マッチポイントの1本前のポイントでは、プチンツェワが左足をひねるアクシデントがあったが、テーピングをしてコートに立ち、最後までプレーした。プチンツェワの早い回復を祈る。

 続いて大坂は、準決勝で第9シードのメルテンスと対戦。低い軌道の早いテンポのラリーが展開される中、スピード勝負では大坂有利で快勝し、昨年に続く決勝進出を決めた。決勝のカードは大坂対パブリチェンコワで、2人とも明日勝てば、今大会初優勝となる。

 ダブルス決勝は、台湾ペア対決で、姉妹対決というユニークな組み合わせ。姉妹だけあって試合中にも笑顔がこぼれる雰囲気の中、内容は接戦で、第2シードのチャン姉妹が優勝を決めた。


【9月22日の試合予定】
第1試合(12時開始)
大坂なおみ[1] vs A・パブリチェンコワ


【9月21日の試合結果】
●シングルス
〇準々決勝

大坂なおみ[1] 6-4 6-4 Y・プチンツェワ
E・メルテンス[9] 6-4 6-3  C・ジョルジ 
A・パブリチェンコワ 6-2 6-2  土居美咲★ 
〇準決勝

大坂なおみ[1] 6-4 6-1 E・メルテンス[9]
A・パブリチェンコワ 6-3 6-3 A・ケルバー[4]

●ダブルス
〇準決勝
シェー・スーウェイ/シェー・ユーチェ 7-6(4) 1-6 10-5 L・キチェノク/A・スペアーズ
チャン・ハオチン/チャン・ラティーシャ[2] 6-1 2-6 10-7土居美咲/日比野菜緒
〇決勝
チャン・ハオチン/チャン・ラティーシャ[2] 7-5 7-5 シェー・スーウェイ/シェー・ユーチェ 
※★=ワイルドカード、数字はシード

※ダブルスはファイナルセット10ポイントマッチタイブレーク

■大会HP■
http://www.toray-ppo.com/

構成●スマッシュ編集部
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