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海外テニス

「大変な全仏になる」寒さと雨風を乗り越えて勝利した錦織圭。全仏の厳しいコンディションについて語る

スマッシュ編集部

2020.09.28

厳しいコンディションのせいか、終始アップダウンに悩まされながらも、なんとか勝ち切った錦織。(C)Getty Images

厳しいコンディションのせいか、終始アップダウンに悩まされながらも、なんとか勝ち切った錦織。(C)Getty Images

 テニス四大大会の全仏オープン(フランス/パリ)は、大会初日となる27日に男子シングルス1回戦を実施。世界ランク35位の錦織圭が、同34位で第32シードのダニエル・エバンス(イギリス)を1-6、6-1、7-6(3)、1-6、6-4のフルセットで下し、2回戦進出を決めた。

 新型コロナウイルスの影響により、例年の5~6月からこの時期にスケジュールが変更された今年の全仏オープン。この日のパリは最高気温が14℃と低く、時折強い雨風にさらされて試合が中断となるなど、非常に厳しいコンディションの中での試合となった。

 錦織は今大会の環境について「さすがにちょっときつかったですね。寒い中でのプレーだったのでボールが飛ばなかったり、身体が動かなかったりというのが多々あった。コンディションの面では大変な全仏になると思います」と、試合後のオンコートインタビューで語った。
 
 また、調子に波が見られた初戦の試合内容については「出だしがすごく悪かった」としつつも、「少しリラックスして、2セット目からなるべくラリーを長くして、相手のリズムを見ながらプレーした」という錦織。これが奏功して「ちょっとずつ自分の良さが出だした」のだという。​​​​​

 初日から4時間近いマラソンマッチを戦い、大会公式ツイッターに「マラソンマン」と称えられた錦織。疲労は心配だが、次戦までには2日間の休養がある。これについては、「しっかり休んでリカバリーしたい」。2回戦では世界ランク73位のステファノ・トラバグリア(イタリア)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部
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