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海外テニス

散歩中のジョコビッチが路上で男の子にテニスレッスン。粋なファンサービスに「なんていい人!」

中村光佑

2020.10.21

ジョコビッチは問題も起こすが、ファンを大切にすることでも知られている。(C)Getty Images

ジョコビッチは問題も起こすが、ファンを大切にすることでも知られている。(C)Getty Images

 先の全仏オープンテニスを準優勝という結果で終えた、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、束の間の休息を故郷ベオグラードで過ごしている。そんなジョコビッチが見せた、ある「ファンサービス」がSNS上で話題となっている。

 夜中に愛犬を連れて散歩をしていたジョコビッチが、道ばたで会った男の子にテニスレッスンをしてあげたのだ。なぜこの路上レッスンが始まったのかはわからないが、男の子はラケットを持っており、フォアハンドを教えてもらっている。

 まずは、持ち方を指導。握手をするように持つと教えているのか、実際にジョコビッチと握手をしてから、ラケットを握らせていた。男の子は左手を前に出すことや、テイクバックのラケットの位置のアドバイスを受けてスイング。何度もラケットを振っている間、ジョコビッチはセルビア語でずっとアドバイスを送っていた。

 一連の様子をテニスストリーミングサイトの『TENNIS TV』が公式インスタグラム(@tennistv)で公開。「ベオグラードの通りで、ジョコビッチが子どもたちにテニスレッスンを開催」と、拍手とセルビア国旗の絵文字が付いたその投稿には、テニスファンから16万以上の「いいね!」がつけられていた。
 
「ノバク、それでこそ世界1位だ!」「優れた選手であり素晴らしい人格者だ」「素晴らしいことだね!」「なんていい人!」「うらやましい」と、称賛のメッセージ続々と寄せられている。

 ジョコビッチはテニス界でもファンサービスが手厚い選手として知られており、以前も地元ベオグラードで深夜にもかかわらず数人の若者たちとネットなしのストリートテニスをしたことがピックアップされていた。また、19年の楽天オープンで初来日した際にも、勝利インタビューで日本語を披露したり、待ち続けるファンに対して、できる限りサインをしていた。

 オフでもファンサービスを忘れない姿はまさに王者の証と言うべきなのかもしれない。子どもから大人まで「ジョコビッチにテニスを教えてほしい」と思った人々も増えたのではないだろうか。

文●中村光佑

【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー!ノバク・ジョコビッチの厳選ショットをお届け!
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