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海外テニス

「親愛なるテニスへ」元世界9位のゴルゲスが引退決意。SNSへ感動的なメッセージを投稿

スマッシュ編集部

2020.10.22

突然の引退発表となったゴルゲス。(C)Getty Images

突然の引退発表となったゴルゲス。(C)Getty Images

 女子テニス元世界9位のユリア・ゴルゲス(ドイツ)が、自身の公式ホームページとSNSアカウントで現役を引退することを発表した。

 彼女は公式インスタグラム(@julia.goerges)に、「親愛なるテニスへ」として始まる、テニスを人に見立てた感動的なメッセージと、思い出深いキャリアを振り返る6枚の写真を投稿。

「5歳でテニスを始めた時には、まさか一緒にこんなにも長い道のりを歩むことになるとは思ってもみませんでした」と、テニスとの出会いを振り返りつつ、「あなたとのお別れの時が来たら、どんな気持ちになるのかはいつもわかっていたけれど、その時が来ました。私は人生におけるテニスという章を閉じ、新たな章を開く準備ができています」と綴った。

 そして最後には「あなたが私に与えてくれたすべてのものに感謝しています。いつまでも私の心の中にいてください」と、25年以上もの間、共に人生を歩んできたテニスへの感謝の気持ちを示している。
 
 ゴルゲスが最後に出場した大会は、10月初旬まで行なわれていた全仏オープン(フランス/パリ、グランドスラム)で、その時にはシード選手を下して2回戦に進出していた。これまでシングルスで7回、ダブルスでは5回のツアー優勝を飾り、つい2年前にはキャリアハイの世界ランク9位を記録。

 11月には32歳と、比較的ベテランの部類に入るが、まだまだトップレベルで活躍できそうにも思える選手だった。今回のメッセージでは詳しい引退の理由について言及せず、新たな目標があるということのみ明かしている。

 彼女の発表を受けて、友人でもある世界ランク2位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、「ツアーで会えなくなるのは寂しい」としつつも「あなたの未来は輝きに満ちているわ。これからも連絡を取り合いましょう!」と新たな門出を祝福。

 また、ダブルスでペアを組むことが多かった、世界ランク6位のカロリーナ・プリスコワ(チェコ共和国)は「コート上でもコート外でも、一緒にたくさんの楽しい経験をしてきたわ。あなたに出会うことができて良かった。一生の思い出をありがとう」とメッセージを送った。

 この他にも、男子テニス元世界2位のトミー・ハース(ドイツ)や、女子ダブルス、混合ダブルスで計8回のグランドスラムタイトルを持つベサニー・マテック‐サンズ(アメリカ)などから、労いのメッセージが寄せられている。

構成●スマッシュ編集部

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