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国内テニス

「2連覇したい」前年覇者の本玉真唯、初出場の18歳、佐藤久真莉がベスト8入り【全日本テニス】

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2020.10.29

準々決勝に駒を進めた本玉真唯(左)と佐藤久真莉(右)。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

準々決勝に駒を進めた本玉真唯(左)と佐藤久真莉(右)。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

「三菱 全日本テニス選手権95th」が10月29日、東京・有明テニスの森公園の新設のインドアコート8面を使い、無観客試合、完全セルフジャッジで、男女シングルス2回戦が行なわれた。

 女子では、昨年の覇者である本玉真唯が、鮎川真奈と対戦。ディフェンディングチャンピオンとして臨むためプレッシャーもあり、まだ乗り切れてはいない様子だったが、「相手の強打を拾える足があるので、それを生かしてポイントを取れた」と、6-4 6-4で勝利を手に入れた。

「2連覇したい気持ちがあるので、勝ちに執着してやっている」と本玉。頂点に立つために最大の壁となるのは、当然ながら第1シードの日比野菜緒だ。

 彼女の参戦について聞くと、「日比野さんとはめちゃめちゃ戦いたいので、決勝までは行きたいです。高いレベルの人と戦えるのは、自分の足りないものや、通用するものが見つかると思うので、何とかして戦いたいです」と決勝進出へのモチベーションにしている。

 その第1シードの日比野菜緒は、同年代の穂積絵莉と対戦し、苦戦を強いられるもののフルセットの末に準々決勝に進出した。
 
 女子のドローの内、主催者推薦で唯一残っているのが、18歳で全日本初出場の佐藤久真莉。1回戦で第6シードの小堀桃子から勝ち星を挙げ、2回戦では井上雅に逆転勝利した。「初戦でシードを破り、2回戦で競って勝てたのは自信になります」と語る。

 幼少期から将来を期待されている逸材は、元デ杯代表の近藤大生氏からも指導を受けており、「得意のフォアをどんどん出していく、相手との駆け引き、考えてプレーすること」を、いつも言われているそうだ。この大会でどれほど成長していくのか、結果と共に期待したい。

【女子シングルス2回戦の結果】
○秋田史帆(橋本総業HD)4-6 6-3 6-0本藤咲良(マサスポーツシステム)●
○内藤祐希(亀田製菓)[2] 6-1 7-6(5) 瀬間詠里花(橋本総業HD)●
○日比野菜緒(ブラス)[1] 6-4 2-6 6-4穂積絵莉(日本住宅ローン)●
○佐藤久真莉(富士薬品)[W] 3-6 6-1 6-4井上雅(テニスラウンジ)●
○美濃越舞(安藤証券)6-4 6-7(5) 6-4 山口芽生(橋本総業HD)●
○牛島里咲(マサスポーツシステム)6-4 5-7 7-6(9) 加治遥(島津製作所)[5]●
○本玉真唯(島津製作所)[4] 6-4 6-4 鮎川真奈(エームサービス)●
○波形純理(伊予銀行)[8] 6-3 6-3 上田らむ(ノア・インドアステージ)●

取材・文● 赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

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