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国内テニス

東京五輪用に新設された「有明テニスの森インドアコート」。8日から一般開放も、屋外は来夏まで閉鎖【全日本テニス】

内田暁

2020.11.02

今年の全日本テニス選手権が開催された有明テニスの森インドアコートは、11月8日から個人利用が可能になる。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

今年の全日本テニス選手権が開催された有明テニスの森インドアコートは、11月8日から個人利用が可能になる。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 新型コロナにより開催が危ぶまれたなか、男女シングルスのみの32ドローと規模を縮小し、無観客で開催された今年の全日本テニス選手権。

 そのメイン会場となったのは、本来ならばこの夏に開催されていた東京オリンピック・パラリンピックに向けて新設された、インドアハードコートである。完成は今年3月末で、使われたのは今大会が初めてだ。

 ハードコート8面を揃えるこの施設は、観客席は基本ないが、左右各4面を隔てる2階構造の通路から、コートを見渡すことができる。
 
 建築デザインとしては、木の素材と太陽光を生かした自然との調和が印象的で、まさに“テニスの森”に相応しい佇まい。

 ただ、アーチ状の天井から降り注ぐ光が、コートに落ちた時には若干の明るさの濃淡を生む。ベースライン近辺が明るく、コート中心部はやや暗いため、選手たちも慣れるまでには時間を要したようだ。また、塗ったばかりのサーフェスは、多くの日本人選手が日頃プレーしているハードコートに比べると、かなりボールの弾みが遅め。

 それら諸条件が重なったためか、今大会の1~2回戦では、どの選手も距離感やタイミングをつかむのに苦労していた様子だった。序盤でのシードダウンやアップセットが比較的多かったのも、そのことが影響していたかもしれない。
 
 昨年10月の楽天オープンでお披露目されたショーコートや屋外コートは、来夏開催予定のオリンピック・パラリンピックに向けた保全等のため、現在は利用が規制されている。全日本の男女決勝で使われた有明コロシアムも、オリンピック前にはサーフェスを塗り直す予定だ。

 そのため来年夏までは、テニスの大会等を“日本テニス界のメッカ”で開催するのは、極めて難しい状況にある。例年11月に有明テニスの森で開かれ、今年もギリギリまで開催の可能性を模索していた安藤証券オープン(ITF10万ドル)も、群馬県高崎市に新設された“清水善造メモリアルテニスコート”を使用する予定だった。

  ちなみに有明のインドアコートは、11 月8日から来年の2月 28 日までなら、一般の方でも利用可能だ。

 コロナ禍により多くのスポーツイベントが中止になり、有明テニスの森も寂寥感おびる静けさに包まれるなか、今回の全日本選手権により、インドアコート周辺にのみ微かに活気の光が灯るようだった。

 その光が、来夏には森全体に広がるのか……その答えはまだ、藪の中だ。

取材●文=内田暁

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