男子テニスの『パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード)』では、現地4日のシングルス2回戦に第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が登場。同郷の世界ランク64位、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)を4-6、7-6(5)、6-4の逆転で破り、キャリア通算1000勝を達成した。
これにより、ナダルはジミー・コナーズ(アメリカ)、ロジャー・フェデラー(スイス)、イワン・レンドル(アメリカ)に次いで、テニス史上4人目の大記録を打ち立てた。
試合後、大会側が用意した1000勝を称えるオブジェの前に立ち、記録達成記念のプレートを高々と掲げて満面の笑顔を見せたナダル。それだけ今回の偉業はナダルにとっても特別なものだったのだろう。
記者会見でコメントを求められたナダルは「この数字(1000勝)は、自分が年を重ねたことだけではなく、長きにわたっていいプレーを継続できたことを意味していると思う」と感慨深げにコメント。「本当に嬉しい」と今回の記録達成を喜んだ。
全仏オープン13回の優勝をはじめ、これまでに数々の偉業を成し遂げてきたが、その道のりは決して平たんなものではなかっただろう。ナダル自身も、「自分はケガにも見舞われてきた。多くの問題に直面していたし、うまくいかないことももちろんあった」と、これまでのキャリアを回顧する。
それでも、「そんな状況を受け入れながら常に情熱を持ち、自分のやるべきことだけをやり続けてきた」ことで、トップレベルでプレーし続けることができたのだという。
ついに大台に到達したナダルだが、次なる目標はパリ大会の初制覇。トップ選手の欠場が相次いでいる中で強さを発揮し、ぜひ優勝を掴み取りたいところだ。ベテランの域に差し掛かっているが、今後も変わらず更なる高みを目指して突き進んでもらいたい。
文●中村光佑
【PHOTO】ナダル、ジョコビッチなど、全仏オープン2020で活躍した男子選手たちの厳選PHOTOを一挙公開!
これにより、ナダルはジミー・コナーズ(アメリカ)、ロジャー・フェデラー(スイス)、イワン・レンドル(アメリカ)に次いで、テニス史上4人目の大記録を打ち立てた。
試合後、大会側が用意した1000勝を称えるオブジェの前に立ち、記録達成記念のプレートを高々と掲げて満面の笑顔を見せたナダル。それだけ今回の偉業はナダルにとっても特別なものだったのだろう。
記者会見でコメントを求められたナダルは「この数字(1000勝)は、自分が年を重ねたことだけではなく、長きにわたっていいプレーを継続できたことを意味していると思う」と感慨深げにコメント。「本当に嬉しい」と今回の記録達成を喜んだ。
全仏オープン13回の優勝をはじめ、これまでに数々の偉業を成し遂げてきたが、その道のりは決して平たんなものではなかっただろう。ナダル自身も、「自分はケガにも見舞われてきた。多くの問題に直面していたし、うまくいかないことももちろんあった」と、これまでのキャリアを回顧する。
それでも、「そんな状況を受け入れながら常に情熱を持ち、自分のやるべきことだけをやり続けてきた」ことで、トップレベルでプレーし続けることができたのだという。
ついに大台に到達したナダルだが、次なる目標はパリ大会の初制覇。トップ選手の欠場が相次いでいる中で強さを発揮し、ぜひ優勝を掴み取りたいところだ。ベテランの域に差し掛かっているが、今後も変わらず更なる高みを目指して突き進んでもらいたい。
文●中村光佑
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