男子テニスツアー最終戦『Nitto ATPファイナルズ』(11月15日~22日/イギリス・ロンドン/屋内ハード)は、現地21日に準決勝が行なわれ、世界3位のドミニク・ティームが同1位のノバク・ジョコビッチに7-5,6-7,7-6で勝利し、2年連続の決勝進出を決めた。
第1セットはお互いにサービスキープが続いていたが、第11ゲームでティームがブレークのチャンスをつかむとこれを取り切り、そのまま第1セットを先取した。
第2セットではティームがマッチポイントを4度握りながらもタイブレークを奪われ、ジョコビッチの反撃を許してしまう。それでも最終セットはタイブレークで0-4から挽回し、6回目のマッチポイントでティームが2時間54分の死闘に終止符を打った。
試合終了後はジョコビッチと健闘をたたえ合ったティーム。そのまま疲れ切った表情でベンチに座り込んだが、喜びを噛み締めるように小さくガッツポーズをしていた。
試合後のインタビューでティームは、「本当にメンタルの勝負だったと思う。世界トップとの戦いは本当に特別なことだから、第2セットのタイブレークはちょっと硬くなっていた」と、非常にタフな試合であったと明かした。
続けて、「最終戦の決勝に来るのはとても特別なこと。全米オープンでタイトルを獲得した後、少し落ち着くかなと思っていたがそうではなく、逆に少しナーバスになっていた。ここ(最終戦)にはトップの選手しかいないから決勝に行けて本当にうれしい。明日(決勝)に向けてしっかりと準備をしたい」と喜びを語るとともに、すでに気を引き締めていた。
勝ったティームはキャリア300勝を達成。節目の記録を絶対王者からの勝利で飾ったことで、海外のテニスメディアも続々と賛辞を送っている。「Tennis TV」の公式Twitterは「大勝利で大記録を達成」と題し、「第3セットのタイブレークを0-4の劣勢からティームが制し、決勝進出と300勝達成を成し遂げた」と大々的に祝福していた。
昨年は惜しくも決勝で敗れ、初のタイトル獲得を逃したティームだが、またしても優勝への大きなチャンスをたぐり寄せた。決勝では同世代の世界4位ダニール・メドべージェフ(ロシア)との対戦が決まっている。
文●中村光佑
【PHOTO】攻守一体のプレーが魅力!逆転勝利でグランドスラム初優勝を果たしたティーム!
第1セットはお互いにサービスキープが続いていたが、第11ゲームでティームがブレークのチャンスをつかむとこれを取り切り、そのまま第1セットを先取した。
第2セットではティームがマッチポイントを4度握りながらもタイブレークを奪われ、ジョコビッチの反撃を許してしまう。それでも最終セットはタイブレークで0-4から挽回し、6回目のマッチポイントでティームが2時間54分の死闘に終止符を打った。
試合終了後はジョコビッチと健闘をたたえ合ったティーム。そのまま疲れ切った表情でベンチに座り込んだが、喜びを噛み締めるように小さくガッツポーズをしていた。
試合後のインタビューでティームは、「本当にメンタルの勝負だったと思う。世界トップとの戦いは本当に特別なことだから、第2セットのタイブレークはちょっと硬くなっていた」と、非常にタフな試合であったと明かした。
続けて、「最終戦の決勝に来るのはとても特別なこと。全米オープンでタイトルを獲得した後、少し落ち着くかなと思っていたがそうではなく、逆に少しナーバスになっていた。ここ(最終戦)にはトップの選手しかいないから決勝に行けて本当にうれしい。明日(決勝)に向けてしっかりと準備をしたい」と喜びを語るとともに、すでに気を引き締めていた。
勝ったティームはキャリア300勝を達成。節目の記録を絶対王者からの勝利で飾ったことで、海外のテニスメディアも続々と賛辞を送っている。「Tennis TV」の公式Twitterは「大勝利で大記録を達成」と題し、「第3セットのタイブレークを0-4の劣勢からティームが制し、決勝進出と300勝達成を成し遂げた」と大々的に祝福していた。
昨年は惜しくも決勝で敗れ、初のタイトル獲得を逃したティームだが、またしても優勝への大きなチャンスをたぐり寄せた。決勝では同世代の世界4位ダニール・メドべージェフ(ロシア)との対戦が決まっている。
文●中村光佑
【PHOTO】攻守一体のプレーが魅力!逆転勝利でグランドスラム初優勝を果たしたティーム!