世界ランク5位のロジャー・フェデラー(スイス)は、2020年1月の全豪オープンで準決勝に進出して以来ツアーを離れている。2月と6月に「以前から悩まされていた」という右ヒザに2度の手術を受け、早々にシーズンを終了させた。
現在は故郷のスイスに戻っており、リハビリをこなしながら来シーズンの全豪オープンでの復帰を目論んでいる。ただ、あと1年足らずで40歳を迎える彼が、これまでのように活躍することができるのかという点については、ファンの間でも賛否が分かれるところだろう。
海外テニス系メディアの『Tennis World USA』では、過去にエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)や、ミハイル・ユーズニー(ロシア)といったトップ選手を指導し、ロシアテニス連盟の殿堂入りも果たしているボリス・ソブキン氏へのインタビューを紹介。これによると、ソブキン氏はフェデラーについて「以前のようなレベルに戻るのは難しい」と考えているようだ。
「ロジャー・フェデラーが、今後どうなるかを予測するのは非常に難しい」としつつも、「彼がもうプレーしないと言い出しても驚かない。復帰したとしても活躍することはできず、すぐにキャリアを終えるかもしれない」と、フェデラーが突然現役引退の決断をくだす可能性があることを示唆したソブキン氏。
続けて、「もはやビッグ3と呼べるのかも疑わしい」と長らく続くラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との力関係にも疑問を呈した。「もちろん、ロジャーは復帰すれば良いプレーをするだろう。しかし、問題は単に良いプレーをするだけではダメだということ。それがトップ3に匹敵するレベルにないといけない」
若手選手が急成長している点も、フェデラーにとって大きな障害となる。ソブキン氏は「ティーム、メドベージェフ、チチパス、ズベレフ、ルブレフといった若い選手は、プレーのレベルという点で、ビッグ3に対抗する準備ができている」と新世代を高く評価しているようだ。
フェデラーの復帰、活躍を待ち望んでいるファンは日本にも多い。年齢的にもテニス選手としての限界に近付いていることは間違いないだろうし、もう活躍できないと考える人も多いだろうが、彼にはまだまだコート上で躍動する姿を見せてもらいたい。
文●Hustle
【PHOTO】史上最強の王者!絶大な人気を誇るロジャー・フェデラーの「ウインブルドン2019」
現在は故郷のスイスに戻っており、リハビリをこなしながら来シーズンの全豪オープンでの復帰を目論んでいる。ただ、あと1年足らずで40歳を迎える彼が、これまでのように活躍することができるのかという点については、ファンの間でも賛否が分かれるところだろう。
海外テニス系メディアの『Tennis World USA』では、過去にエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)や、ミハイル・ユーズニー(ロシア)といったトップ選手を指導し、ロシアテニス連盟の殿堂入りも果たしているボリス・ソブキン氏へのインタビューを紹介。これによると、ソブキン氏はフェデラーについて「以前のようなレベルに戻るのは難しい」と考えているようだ。
「ロジャー・フェデラーが、今後どうなるかを予測するのは非常に難しい」としつつも、「彼がもうプレーしないと言い出しても驚かない。復帰したとしても活躍することはできず、すぐにキャリアを終えるかもしれない」と、フェデラーが突然現役引退の決断をくだす可能性があることを示唆したソブキン氏。
続けて、「もはやビッグ3と呼べるのかも疑わしい」と長らく続くラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との力関係にも疑問を呈した。「もちろん、ロジャーは復帰すれば良いプレーをするだろう。しかし、問題は単に良いプレーをするだけではダメだということ。それがトップ3に匹敵するレベルにないといけない」
若手選手が急成長している点も、フェデラーにとって大きな障害となる。ソブキン氏は「ティーム、メドベージェフ、チチパス、ズベレフ、ルブレフといった若い選手は、プレーのレベルという点で、ビッグ3に対抗する準備ができている」と新世代を高く評価しているようだ。
フェデラーの復帰、活躍を待ち望んでいるファンは日本にも多い。年齢的にもテニス選手としての限界に近付いていることは間違いないだろうし、もう活躍できないと考える人も多いだろうが、彼にはまだまだコート上で躍動する姿を見せてもらいたい。
文●Hustle
【PHOTO】史上最強の王者!絶大な人気を誇るロジャー・フェデラーの「ウインブルドン2019」