ATP(男子プロテニス協会)は、公式ホームページにて、今年最も成長した選手に贈られる「Most Improved Player of the Year」の候補選手たちを発表した。
ノミネートされているのは、ウーゴ・アンベール(フランス)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ヤニック・シナー(イタリア)ら4人。
それぞれのランキングの変遷は以下の通り。
◆選手名/昨年末時点/現在/キャリアハイ(日付)の順
◆ウーゴ・アンベール 57位/30位(+27)/30位(11月9日付)
◆アンドレイ・ルブレフ 23位/8位(+15/8位(10月19日付)
◆ディエゴ・シュワルツマン 14位/9位(+5)/8位(10月12日付)
◆ヤニック・シナー 78位/37位(+41)/37位(11月16日付)
シーズン初頭のABSクラシック(ATP250)でツアー初優勝を上げた22歳のアンベールは、新型コロナウイルスの影響によるツアー中断を挟みながらも、再開後のイタリア国際(ATP1000)でベスト16、翌週のハンブルグ・オープン(ATP500)でベスト8と堅実な成績を残した。さらにヨーロピアン・オープン(ATP250)で2度目のタイトルを獲得すると、11月のパリ・マスターズ(ATP1000)では、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、マリン・チリッチ(クロアチア)を破るなど、地元の声援を受けてベスト8に進出した。
どんなボールもハードヒットする、攻撃的なプレースタイルが人気のルブレフは、今季ツアー5勝の大活躍。これは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)をも上回る最多記録だ。また、9月中盤からのハンブルグ・オープンから10月末までのエルステ・バンク・オープン(ATP500)までのひと月ほどに限ってみれば、20戦中19勝1敗という驚異的な戦績を残し、ATP500大会で3つのタイトルを獲得している。
シュワルツマンは、今回の候補選手の中では年齢が高めの28歳。すでにベテランの域に入ろうとしている彼だが、ツアー再開後の後半戦で目覚ましい活躍を見せた。イタリア国際準々決勝では、クレーの絶対王者であるラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで勝利。決勝でジョコビッチに敗れるも、マスターズで初の準優勝を果たした。さらに、その後の全仏オープンでも、昨年度準優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)を破りグランドスラム初のベスト4進出。アルゼンチン勢では、ホアン・マルティン・デルポトロ以来となるNitto ATP ファイナルズへの出場も叶えた。
19歳のシナーは、ここ数年活気を見せるイタリア若手勢の筆頭株。昨年のネクストジェンATPファイナルズで彗星の如く現れた彼は、トップ100で最年少ながら物怖じしない落ち着いたプレーで、ダビド・ゴファン(ベルギー)、チチパスら格上選手に勝利。全仏オープンではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)を下してベスト8に進出し、11月のソフィア・オープン(ATP250)ではついにツアー初優勝を上げた。
彼らのうち誰がこの賞を獲得するのか。結果は12月下旬に発表予定だ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】イケメン多数!テニス界の次世代を担う「期待の若手」プレーヤーたち!
ノミネートされているのは、ウーゴ・アンベール(フランス)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ヤニック・シナー(イタリア)ら4人。
それぞれのランキングの変遷は以下の通り。
◆選手名/昨年末時点/現在/キャリアハイ(日付)の順
◆ウーゴ・アンベール 57位/30位(+27)/30位(11月9日付)
◆アンドレイ・ルブレフ 23位/8位(+15/8位(10月19日付)
◆ディエゴ・シュワルツマン 14位/9位(+5)/8位(10月12日付)
◆ヤニック・シナー 78位/37位(+41)/37位(11月16日付)
シーズン初頭のABSクラシック(ATP250)でツアー初優勝を上げた22歳のアンベールは、新型コロナウイルスの影響によるツアー中断を挟みながらも、再開後のイタリア国際(ATP1000)でベスト16、翌週のハンブルグ・オープン(ATP500)でベスト8と堅実な成績を残した。さらにヨーロピアン・オープン(ATP250)で2度目のタイトルを獲得すると、11月のパリ・マスターズ(ATP1000)では、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、マリン・チリッチ(クロアチア)を破るなど、地元の声援を受けてベスト8に進出した。
どんなボールもハードヒットする、攻撃的なプレースタイルが人気のルブレフは、今季ツアー5勝の大活躍。これは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)をも上回る最多記録だ。また、9月中盤からのハンブルグ・オープンから10月末までのエルステ・バンク・オープン(ATP500)までのひと月ほどに限ってみれば、20戦中19勝1敗という驚異的な戦績を残し、ATP500大会で3つのタイトルを獲得している。
シュワルツマンは、今回の候補選手の中では年齢が高めの28歳。すでにベテランの域に入ろうとしている彼だが、ツアー再開後の後半戦で目覚ましい活躍を見せた。イタリア国際準々決勝では、クレーの絶対王者であるラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで勝利。決勝でジョコビッチに敗れるも、マスターズで初の準優勝を果たした。さらに、その後の全仏オープンでも、昨年度準優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)を破りグランドスラム初のベスト4進出。アルゼンチン勢では、ホアン・マルティン・デルポトロ以来となるNitto ATP ファイナルズへの出場も叶えた。
19歳のシナーは、ここ数年活気を見せるイタリア若手勢の筆頭株。昨年のネクストジェンATPファイナルズで彗星の如く現れた彼は、トップ100で最年少ながら物怖じしない落ち着いたプレーで、ダビド・ゴファン(ベルギー)、チチパスら格上選手に勝利。全仏オープンではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)を下してベスト8に進出し、11月のソフィア・オープン(ATP250)ではついにツアー初優勝を上げた。
彼らのうち誰がこの賞を獲得するのか。結果は12月下旬に発表予定だ。
構成●スマッシュ編集部
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