中国・北京で開催されている中国オープン(9月28日~10月6日/WTAプレミアマンダトリー)は10月4日、準々決勝が行なわれ、第4シードの大坂なおみが、第5シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)に5-7、6-3、6-4で勝利した。
2018年全米女王の21歳、大坂と、19年優勝の19歳、アンドレスクはこれが初対戦、次世代の真の女王を占う上で、注目される試合となった。
第1セットは攻撃的なアンドレスクが最初にペースをつかみ、一気に5-1リードとなる。しかし、そこから大坂も意地を見せ、4ゲーム連取で5-5とするが、強打を貫くアンドレスクに7-5で奪われる。
この日、北京は12度と冷え込み、多くの観客が分厚い上着を着て観戦する中、第2セットになると、大坂も次第に身体が温まってきたのか、持ち前の鋭角のストローク、そしてサービスの精度が上がっていく。6-3で奪い返すと、勝負はファイナルセットへ。 アンドレスクは大坂のセカンドサービスを強烈に叩きプレッシャーをかけ、ストロークではバック側を執拗に攻め立てていく。
一方の大坂はファーストサービスからの展開でポイントを重ねていき、ストロークでは角度をつけ、相手にいかに主導権を握らせないか、というせめぎ合いが繰り広げられる。
お互いワンブレークずつの4-4となったところで、この試合のターニングポイントが訪れた。
ファーストサービスの確率が悪くなったアンドレスクに大坂がプレッシャーをかけて30-30となる。ここで、これまで面白いように決まっていたアンドレスクのダウンザラインがネットを叩くと、続くポイントでは、コート中央から大坂が快心のバックの逆クロスを放つ。
これでブレークに成功した大坂が、次のサービスゲームでマッチポイントを迎える。最後はサービスエースで締めくくり、全米オープン新旧女王対決は大坂なおみが制した。
これで大坂は2年連続で中国オープンベスト4へ進出。得意のハードコートで、好調なテニスを見せる大坂は、準決勝でデンマークのキャロライン・ウォズニアッキと対戦する。
これまで、0勝2敗と対戦成績としては分が悪いが、相手の粘り強いストロークを強打で封じることができれば、初の決勝進出も十分実現可能だ。
構成●スマッシュ編集部
2018年全米女王の21歳、大坂と、19年優勝の19歳、アンドレスクはこれが初対戦、次世代の真の女王を占う上で、注目される試合となった。
第1セットは攻撃的なアンドレスクが最初にペースをつかみ、一気に5-1リードとなる。しかし、そこから大坂も意地を見せ、4ゲーム連取で5-5とするが、強打を貫くアンドレスクに7-5で奪われる。
この日、北京は12度と冷え込み、多くの観客が分厚い上着を着て観戦する中、第2セットになると、大坂も次第に身体が温まってきたのか、持ち前の鋭角のストローク、そしてサービスの精度が上がっていく。6-3で奪い返すと、勝負はファイナルセットへ。 アンドレスクは大坂のセカンドサービスを強烈に叩きプレッシャーをかけ、ストロークではバック側を執拗に攻め立てていく。
一方の大坂はファーストサービスからの展開でポイントを重ねていき、ストロークでは角度をつけ、相手にいかに主導権を握らせないか、というせめぎ合いが繰り広げられる。
お互いワンブレークずつの4-4となったところで、この試合のターニングポイントが訪れた。
ファーストサービスの確率が悪くなったアンドレスクに大坂がプレッシャーをかけて30-30となる。ここで、これまで面白いように決まっていたアンドレスクのダウンザラインがネットを叩くと、続くポイントでは、コート中央から大坂が快心のバックの逆クロスを放つ。
これでブレークに成功した大坂が、次のサービスゲームでマッチポイントを迎える。最後はサービスエースで締めくくり、全米オープン新旧女王対決は大坂なおみが制した。
これで大坂は2年連続で中国オープンベスト4へ進出。得意のハードコートで、好調なテニスを見せる大坂は、準決勝でデンマークのキャロライン・ウォズニアッキと対戦する。
これまで、0勝2敗と対戦成績としては分が悪いが、相手の粘り強いストロークを強打で封じることができれば、初の決勝進出も十分実現可能だ。
構成●スマッシュ編集部