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ダニエル太郎と日比万葉が全豪予選2回戦を突破!本戦進出まであと1つに迫る

スマッシュ編集部

2021.01.13

ダニエル太郎と日比万葉。全豪本戦入りまであと1勝だ。写真:Getty Images(左)、THE DIGEST写真部(右)

 テニスのグランドスラム今季第1戦、全豪オープンの予選は、新型コロナウイルスの影響で男子がカタール・ドーハ、女子がアラブ首長国連邦・ドバイで分散開催され、大会3日目の1月12日は2回戦が行なわれた。日本勢は男女合わせて4人が登場し、ダニエル太郎(エイブル)と日比万葉(グラムスリー)が予選決勝にコマを進めた。

 世界ランキング116位で第5シードのダニエルは、209位のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)と対戦し、6-3、6-4でストレート勝ち。相手のサービスゲームを3度ブレークし、自らは1度のサービスダウンに抑え、1時間39分でケリを付けた。

 昨年は予選1回戦で敗れ、悔しい思いをしたダニエル。2年ぶりの本戦出場まであと1勝に迫った。次戦の相手は、204位のエリアス・イーマー(スウェーデン)だ。

 182位の日比は、245位のカタリーナ・ガーラック(ドイツ)に6-3、6-4で勝利した。第1セットは5-0から3ゲーム返され、嫌な流れになりかけたが、そこでブレークして奪うと、第2セットは中盤までリードを許しながらも終盤に逆転し、1時間48分で試合を締めた。

 24歳の日比は、2015年の全米オープンで予選を勝ち上がり、本戦入りした経歴がある。次戦ではそれ以来のGS本戦を懸けて、19歳の新鋭、155位のカミラ・ラヒモワ(ロシア)と対戦する。
 
 他の日本勢2人は2回戦で涙をのんだ。19歳のホープ、内藤はクロエ・パケ(フランス)と対戦。184位と187位というランキングが示す通り試合は拮抗したが、内藤が第1セット5-3のリードからタイブレークの末に落とすと、流れは相手に傾き、第2セットは2-6で力尽きた。内藤は3度目のGS予選挑戦で、いずれも2回戦で敗れており、ここが一つの壁になっている。

 211位の村松千裕は、第20シードのアンナカロリーナ・シュミエドロワ(スロバキア)に4-6、3-6で敗退した。シュミエドロワは自己最高26位、昨秋の全仏オープンではビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を破っている実力者。村松も相手のサービスを4回破るなど奮闘したが、自分のサービスゲームが安定せず、振り切られた。

構成●スマッシュ編集部

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