海外テニス

17歳のアルカラスがグランドスラム本戦デビュー!03年以降生まれでは初めての快挙

スマッシュ編集部

2021.01.15

初のグランドスラム本戦入りを決めたアルカラス。(C)Getty Images

  男子テニス世界ランク141位のカルロス・アルカラス(スペイン)が、13日にドーハで行なわれた全豪オープン予選決勝で、同111位のヒューゴ・デリエン(ボリビア)を6-2、6-3のストレートで下して本戦入りを決めた。

 スペイン中のテニスファンが期待を寄せる若手のホープであるアルカラスは、現在17歳で、グランドスラムの予選に挑戦するのは昨年の全仏オープン以来2度目のこと。その時には予選1回戦で敗れていたため、今回がグランドスラム本戦デビューとなる。また、これは2003年以降に生まれた男子選手としても史上初の快挙だ。

 昨年2月のATPツアーデビュー戦で、当時世界ランク41位だった同郷の先輩アルベルト・ラモス・ビノラスから大金星を挙げたアルカラス。シーズン後半のチャレンジャー大会では見事初優勝を飾り、その後も2度の優勝と1度の準優勝を果たした。
 
 15歳の頃から、元世界ランク1位のホアン・カルロス・フェレーロ氏に師事しているアルカラスは、約2か月にわたるオフシーズンを挟みながらも好調をキープしている様子だ。

 その他の男子予選勝者は、ベテラン選手のセルゲイ・スタコフスキ(ウクライナ/世界178位)やビクトル・トロイツキ(セルビア/同202位)、元同17位のバーナード・トミック(オーストラリア/同228位)ら16名。

 また、予選決勝まで進出するも、エリアス・イーマー(スウェーデン/同204位)に敗れていた日本のダニエル太郎(エイブル/同116位)と、アルカラスに敗れたデリエンは、本戦に欠場者が出たためラッキールーザーでの本戦入りが決定している。

 全豪オープンは2月8日から開幕する。

構成●スマッシュ編集部

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【動画】初のグランドスラム本戦入りを喜ぶアルカラス