テニスのグランドスラム今季第1戦、全豪オープンの予選は、新型コロナウイルスの影響で男子がカタール・ドーハ、女子がアラブ首長国連邦・ドバイで分散開催され、大会最終日の1月13日はそれぞれの3回戦(決勝)が行なわれた。男女1人ずつ残っていた日本勢は、日比万葉(グラムスリー)がストレートで快勝して本戦入りを確定。しかしダニエル太郎(エイブル)は敗れて、2年ぶり4度目の本戦の舞台を逃した。
世界ランキング182位の日比は、155位のカミラ・ラヒモワ(ロシア)と対戦。ラヒモワはまだ19歳ながら、昨秋の全仏オープンで予選から本戦2回戦に進み、勢いに乗っている新鋭だ。しかし経験に勝る24歳の日比は、立ち上がりでいきなりブレークすると、そのリードを保って第1セットを6-4で先取。
その流れのまま第2セットは一気に4-0まで走り、その後追い上げられたものの、落ち着いて立て直し6-4で振り切った。試合時間は1時間34分。日比は1stサービス、2ndサービスともにポイント獲得率が74%をマークするなど、安定したサービスゲームが光った。
日比のグランドスラム本戦出場は15年全米オープンで予選を勝ち上がって以来、約6年ぶり。全豪の予選出場は今回が3度目で、初の本戦入りとなった。
一方、116位で第5シードのダニエルは、204位のエリアス・イーマー(スウェーデン)が相手。過去の対戦ではダニエルの1勝0敗(18年にスイスのツアーで勝利)だが、この日は勝手が違った。第1セット、ブレークポイントを握りながら取れない展開が続いたダニエルは流れを失い、一気に0-5とリードされ、そのまま1-6で落とす。
第2セットもいきなりブレークされるスタートで波に乗れず、1つもブレークを返せぬまま2-6で敗れた。完敗のスコアながら試合時間は1時間39分だったことからも、取れそうで取れないロングゲームが多く、歯がゆい内容だったことがうかがえる。結局ダニエルは6度あったブレークポイントを1つもモノにできなかった。
なお、全豪オープン本戦は、新型コロナウイルス感染拡大により例年より3週間遅れて、2月8日から21日にかけてオーストラリア・メルボルンで行なわれる。日本からは錦織圭、西岡良仁、杉田祐一、内山靖崇、大坂なおみ、日比野菜緒、土居美咲の7人がランキングでのダイレクト出場を決めている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】昨年の全豪オープンでの日本人選手たちのプレー集
世界ランキング182位の日比は、155位のカミラ・ラヒモワ(ロシア)と対戦。ラヒモワはまだ19歳ながら、昨秋の全仏オープンで予選から本戦2回戦に進み、勢いに乗っている新鋭だ。しかし経験に勝る24歳の日比は、立ち上がりでいきなりブレークすると、そのリードを保って第1セットを6-4で先取。
その流れのまま第2セットは一気に4-0まで走り、その後追い上げられたものの、落ち着いて立て直し6-4で振り切った。試合時間は1時間34分。日比は1stサービス、2ndサービスともにポイント獲得率が74%をマークするなど、安定したサービスゲームが光った。
日比のグランドスラム本戦出場は15年全米オープンで予選を勝ち上がって以来、約6年ぶり。全豪の予選出場は今回が3度目で、初の本戦入りとなった。
一方、116位で第5シードのダニエルは、204位のエリアス・イーマー(スウェーデン)が相手。過去の対戦ではダニエルの1勝0敗(18年にスイスのツアーで勝利)だが、この日は勝手が違った。第1セット、ブレークポイントを握りながら取れない展開が続いたダニエルは流れを失い、一気に0-5とリードされ、そのまま1-6で落とす。
第2セットもいきなりブレークされるスタートで波に乗れず、1つもブレークを返せぬまま2-6で敗れた。完敗のスコアながら試合時間は1時間39分だったことからも、取れそうで取れないロングゲームが多く、歯がゆい内容だったことがうかがえる。結局ダニエルは6度あったブレークポイントを1つもモノにできなかった。
なお、全豪オープン本戦は、新型コロナウイルス感染拡大により例年より3週間遅れて、2月8日から21日にかけてオーストラリア・メルボルンで行なわれる。日本からは錦織圭、西岡良仁、杉田祐一、内山靖崇、大坂なおみ、日比野菜緒、土居美咲の7人がランキングでのダイレクト出場を決めている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】昨年の全豪オープンでの日本人選手たちのプレー集