海外テニス

錦織圭が「我慢するしかないですね」と隔離期間1日延長を報告。食事はウーバー〈SMASH〉

中村光佑

2021.01.29

本来ならば1月29日から隔離解除となるはずの錦織だったが、当局の調整がうまくいかず隔離期間が1日延びてしまった。(C)Getty Images

 オーストラリアで完全隔離生活を送っている錦織圭が、1月28日に自身の公式アプリ『KEINISHIKORI』でライブ配信を行ない、現状を語った。

 冒頭で「皆さんこんにちは」と挨拶をした錦織は、「一昨日(1月26日)からランニングマシンを部屋に入れてもらっているので、走ることができているので少しストレス解消と言うか、動けるようになってきたのでちょっとは生活がましになってきています」と状況が改善されていることを語った。

 一方で「本当は明日(29日)の昼に練習開始で会場に行けるはずだったんですけど、色々あるみたいで延期になって、合計15日待機していないといけないということなので、もう1日延びることになってしまいました。1日失うのは痛いんですけど、まあ我慢するしかないですね」と隔離生活の日程が変更になったことをファンに向けて報告。

 また、「動けてるぶんまだましだとは思うんですけど、ボールを打ってないので、まあ1週間2週間程度は調子が戻ってこない可能性もあるので、それは難しいですね」と不安も口にした。
 
 その後はライブチャットでファンから寄せられた質問に答えた錦織。睡眠や食事については「毎日意外と眠れてます。ご飯はウーバーイーツで自分の好きなものを頼めるので、問題ない」と回答。また、「明後日(30日)から練習できます。一応外国の選手とセットアップはしています。まあ、結構2週間練習できなかった選手が多いので、ゆっくり始めていきたいです」と今後の予定も明かした。

 最後に錦織は「家から出るなと言われても難しいとは思いますが、なるべく気を付けて、手洗いうがい、大人数のところに行かない、など、まだまだ気を付けた方がいいと思います」と新型コロナウイルス感染防止を呼びかけつつ、「僕の試合は来週の水・木(2月3日・4日)にあります」と復帰予定のATPカップ(国別対抗戦)について告知し、動画を締めくくっている。

 外出すら許されない2週間の完全隔離を強いられ、身体の状態が気になるところだが、まずは何とかこの厳しい状況を乗り越え、大会で躍動感溢れるプレーを見せてほしい。

文●中村光佑

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