イギリスのスポーツメディア『sky sports』によると、6月28日に開かれる「ウインブルドン選手権(イギリス/ロンドン/グランドスラム)」について、大会主催側は観客数を減らす形で開催することを検討しているという。
新型コロナウイルスの感染拡大により、第二次世界大戦以降初めて中止となった昨年のウインブルドン。2021年の開催に関しても懸念の声が広がっていたが、2月8日に開幕する全豪オープンで過去3年間の平均の50%にあたる1日3万人の観客を迎え入れることから、ウインブルドンも有観客の方向に動き出していると見られる。
そんな中ウインブルドンの大会主催側は公式声明文を発表。「大会まで残り5カ月となった今、私たちは詳細なシナリオを策定し、関連する政府や公衆衛生当局と緊密に連携して、コロナウイルスとの戦いにおける最新の動向を把握している」とした上で、「私たちの願いは、すべてのゲスト、スタッフ、競技者の健康と安全を最優先に、可能な限り最高の大会を実現することです」と前向きな姿勢を示している。
一方で、「現在、私たちの計画の大部分は収容人数を縮小した形での大会のオプションと、それが各出資者にどのような影響を与えるのかを検証することに集中している。だが、現時点で他の選択肢を排除する立場にはまだない」とコメント。状況によっては無観客も含め何らかの変更点が加わることを示唆している。
おそらく例年とは違った形となることは間違いないが、140年以上の歴史を誇る伝統的な大会であるだけに、無事に開催されることを願いたい。
文●中村光佑
【PHOTO】芝の帝王ロジャー・フェデラー「ウインブルドン2019」を振り返る!
新型コロナウイルスの感染拡大により、第二次世界大戦以降初めて中止となった昨年のウインブルドン。2021年の開催に関しても懸念の声が広がっていたが、2月8日に開幕する全豪オープンで過去3年間の平均の50%にあたる1日3万人の観客を迎え入れることから、ウインブルドンも有観客の方向に動き出していると見られる。
そんな中ウインブルドンの大会主催側は公式声明文を発表。「大会まで残り5カ月となった今、私たちは詳細なシナリオを策定し、関連する政府や公衆衛生当局と緊密に連携して、コロナウイルスとの戦いにおける最新の動向を把握している」とした上で、「私たちの願いは、すべてのゲスト、スタッフ、競技者の健康と安全を最優先に、可能な限り最高の大会を実現することです」と前向きな姿勢を示している。
一方で、「現在、私たちの計画の大部分は収容人数を縮小した形での大会のオプションと、それが各出資者にどのような影響を与えるのかを検証することに集中している。だが、現時点で他の選択肢を排除する立場にはまだない」とコメント。状況によっては無観客も含め何らかの変更点が加わることを示唆している。
おそらく例年とは違った形となることは間違いないが、140年以上の歴史を誇る伝統的な大会であるだけに、無事に開催されることを願いたい。
文●中村光佑
【PHOTO】芝の帝王ロジャー・フェデラー「ウインブルドン2019」を振り返る!