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大坂なおみが台湾の難敵シェイに1時間6分の圧勝劇で全豪ベスト4進出!【全豪オープン】〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.16

全豪では2度目、グランドスラム通算4度目のベスト4進出を決めた大坂。(C)Getty Images

 2月16日、全豪オープンテニス(2月8日~21日/オーストラリア・メルボルン)は大会9日目を迎え、女子シングルス準々決勝で世界ランク3位の大坂なおみが、同71位のシェイ・スーウェイ(台湾)を6ー2、6ー2で下し、2年ぶり2度目、グランドスラムでは通算4度目となるベスト4進出を果たした。

 対戦相手のシェイは、両手サイド両手打ちのトリッキーなショットが持ち味の難敵で、今大会はノーシードからの出場、35歳にしてシングルスで自身初のグランドスラムベスト8に進出した。パワーはなくとも回転やコースを巧みにコントロールし、相手を翻弄する選手だ。

 過去の対戦成績は大坂の4勝1敗。2年前の全豪オープン3回戦では5-7、6-4、6-1と逆転勝利を収めているが、大坂自身は「正直言うと楽しみな相手ではない」と警戒を口にしていた。

 第1セット、大坂は第4ゲームでシェイのサービスを早々にブレークする。ファーストサービスの確率がいまひとつ上がらない大坂はブレークポイントを握られるも、これをサービスエースなどで回避、第8ゲームでは再びブレークを果たし、第1セット6-2と36分でセットを奪取する。
 
 緊張が解けたのか、大坂は第2セット、第2ゲームシェイのサービスを早々にブレークして2-0と試合を有利に展開する。磨きのかかったフットワークとパワーでシェイに気持ち良く戦わせなかった大坂は、第7ゲームでサービスエースを連発。続くゲームを再びブレークすると6-2で粉砕し、圧勝劇に終止符を打った。

 大坂はこれまでベスト8に進出したグランドスラムでは全て優勝しているだけに次戦にも期待がかかる。決勝進出をかけた準決勝では、グランドスラム23勝を誇るセレナ・ウィリアムズ(11位/アメリカ)と、元世界1位、今大会第2シードのシモナ・ハレップ(2位/ルーマニア)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】2度目の全豪オープン制覇へ! メルボルンで躍動する大坂なおみ
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