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海外テニス

大坂なおみ、“8強進出=優勝“のジンクスは「どうでもいい」。最大の目標は「安定感をずっと保ち続けていくこと」【全豪オープン】〈SMASH〉

中村光佑

2021.02.17

2年ぶりの優勝も見えてきた大坂だが、今は記録よりも自身のコンディションをいかにキープするかに集中しているようだ。(C)GettyImages

2年ぶりの優勝も見えてきた大坂だが、今は記録よりも自身のコンディションをいかにキープするかに集中しているようだ。(C)GettyImages

 2月16日に行なわれた『全豪オープン』(オーストラリア/メルボルン/グランドスラム)の女子シングルス準々決勝で、世界71位のシェイ・スーウェイ(台湾)に勝利した大坂なおみが、試合後の記者会見で自身の現状について語った。

 トリッキーなショットを繰り出す難敵スーウェイをわずか1時間6分で退け、2年ぶりに全豪ベスト4の舞台へと帰ってきた大坂。

 現在の状態について質問を受けると「あまり過去を振り返ったり比較したりすることはないけど、前回(2020年の全豪)よりも、今の自分の方がずっと明確なプランを持って戦えている」と自信に満ちた様子で答えた。

 また、これまで大坂はグランドスラムでベスト8以上を記録した場合は全て優勝を飾っていることから、すでに全豪2度目の制覇へ向けて周囲からは期待の声が高まっている。
 
 だが、そのことについて問われた大坂は「正直今はそのような記録はどうでもいいと思っている。まだ(グランドスラムでは)トータルで8強以上に4回しか行っていない。それ(記録)を意識し出すのは20回くらいに到達した時かな。4回というのは、私にとってはあまり意味がないわ」といたって冷静に考えている。今後については「ニューヨーク(昨年の全米オープン)から安定的に成績を残せている。まずはこの安定感をずっと保ち続けていくことを最大の目標に掲げている」と語った。

 決勝進出を懸けた18日の準決勝では、自身でも「憧れ」と称すセレナ・ウィリアムズ(11位/アメリカ)と対戦することが決まっている。対戦成績では2勝1敗と勝ち越しているだけにプレッシャーはあるかもしれないが、この勢いで次戦も勝利をつかみたいところだ。

【準決勝スケジュール】
2月18日(木)/Not before 14:00pm(日本時間正午以降)
※大坂の試合は第二試合。第一試合の結果に関係なく14時前には実施されない

文●中村光佑

【PHOTO】2度目の全豪オープン制覇へ! メルボルンで躍動する大坂なおみ
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