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有望ジュニアをサポートする新しい形となるか?三井駿介を応援するクラウドファンディング〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.26

躍動的なプレーが魅力の三井駿介。写真=THE DIGEST写真部

躍動的なプレーが魅力の三井駿介。写真=THE DIGEST写真部

 昨年、テニス界がコロナ禍でツアーが中断したと同時に、ジュニアのITFツアーも中断となった。この状況に大きく揺れたのが、今年3月でジュニアを卒業する三井駿介だ。

 ジュニア最終学年で、「グランドスラムジュニアでベスト4以上に入ってスポンサーが見つかれば、プロにいこう」と三井は考えていた。しかし、ウインブルドンジュニアと全米オープンジュニアは開催されず、全豪と全仏オープンジュニアでは思い通りの結果が出せなかった。

 ジュニアを卒業した後の道としては、プロ、アメリカの大学、日本の大学という選択肢がある。2020年1月6日にITFジュニアランキング6位を記録している三井は、今、プロかアメリカの大学への進学かで迷っている。

 そこで、プロになりたい有望ジュニアが、スポンサーが見つからずに苦労している状況を知った『NPO日本スポーツ振興協会』が立ち上がった。三井駿介選手を応援するクラウドファンディングを行なうことを決めたのだ。
 
 三井はクラウドファンディングのサイトで、「僕は5歳でテニスを始めました。それから今日まで世界で活躍できるテニスプレーヤーを目指して、練習・トレーニング・海外遠征を続けてきました。今年でジュニアを卒業になりますが、その目標は今も変わりません。そのためには積極的に海外遠征・国際大会に参加して、厳しい世界の中で自分を磨きたいと思っています。夢に向かって諦めずに頑張ります。ご支援、ご協力をよろしくお願いします」とアピールしている。

 今までは、スポンサーを獲得してプロへの道を進むのが一般的な方法だった。しかしこれからは、テニス愛好家がクラウドファンディングを通して選手をサポートし、みんなの応援を感じながら選手が成長していくという方法が広まっていくかもしれない。

 クラウドファンディングは2月26日から3月31日まで行なわれる。サイトはこちら。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】三井ら、世界の舞台で躍動する日本人トップジュニア特集
 

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