海外テニス

錦織圭が1回戦でまさかの完敗。ダブルス巧者エルベールを相手にリズムを作れず…〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.03.10

思うようなプレーができず、初戦敗退に終わった錦織圭。(C)Getty Image

 現地3月9日、男子テニスツアー「オープン13」(3月8日~14日/フランス・マルセイユ/インドアハード/ATP250)のシングルス1回戦が行なわれ、世界ランク40位で第6シードの錦織圭が同93位のピエール‐ユーグ・エルベール(フランス)と対戦。1-6、4-6のストレートで、まさかの初戦敗退を喫してしまった。

 両者の対戦は錦織から見て2勝1敗。直近の試合は2019年モンテカルロのクレーで敗れているが、ハードコートでは2勝している。29歳のエルベールはダブルスでの活躍が目覚ましく、全グランドスラムのタイトルを保持。サービスとネットプレーが得意なオールラウンドプレーヤーだ。

 今大会も無観客で開催されているが、客席には人物大の写真が散りばめられており、見た目にはにぎやか。しかし当然、声援はない。

 エルベールはダブルス巧者らしく、サーブ&ボレーを多用し、チャンスと見てはネットに出てポイントを重ねていく。錦織はリターンでもネットダッシュしてくる相手を向こうに回し、リズムが作りづらいのか、ラリーでもミスが出て0-3とリードされる。ラリー戦でもなかなか主導権が握れないまま、第1セットを1-6で失った。
 
 第2セット第1ゲームで錦織はようやく気持ちよくサービスをキープ。だが、絶好調のエルベール相手に苦戦は続く。どうにか流れを掴もうと奮起するも、エルベールに切れのあるサービスとボレーで切り抜けられてしまう。第7ゲームでブレークを許すと、最後までエルベールの牙城を崩すことができず、1-6,4-6で1回戦敗退となった。

 エルベールは、2回戦で世界ランク63位のキャメロン・ノーリー(イギリス)と予選上がりのコンスタント・レスティエンヌ(フランス)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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