海外テニス

「やっと良い感じで来ている」錦織圭がドバイ大会に向けて意気込み。オペルカとの1回戦は今夜7時から〈SMASH〉

中村光佑

2021.03.14

「プレーが良くなってきている」と語る錦織。ドバイ大会の初戦を前に、手応えを感じている。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「ドバイ選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)に出場する錦織圭がATPのインタビューに応じ、現在のコンディションや今大会への意気込みを語った。

 錦織は2月に行なわれた「ATPカップ」(オーストラリア/国別対抗戦)で右肩のケガから約5か月ぶりにツアーに復帰。なかなか勝ちに恵まれない状況が続いていた中で迎えたロッテルダム大会(3月1~7日/オランダ/ATP500)では、約1年8か月ぶりにツアー8強入りを果たしていた。

 だが、翌週に出場したマルセイユ大会(フランス/ATP250)では1回戦でピエール-ユーグ・エルベール(フランス)にストレートで完敗を喫した錦織。それでもインタビューの中では「ようやく、フィジカル面ではしっかりとプレーできる状態になったと感じている」と答えており、至って前向きに考えているようだ。

 さらに錦織は「去年は全仏の後に肩を負傷したけど、ロッテルダムでプレーが良くなってきて、今はやっと良い感じで来ている。だからまたコートに戻ってこられて、トップ選手たちと戦えてうれしい」とツアー復帰の喜びを表現。
 
 続けてドバイ大会の印象を問われた錦織は「ここのコートは速いと言われるけど、同じ感触を抱いた、すごく速いしボールは高く弾む。正直、楽なコンディションではない」と不安を口にしながらも、「あと何回か練習してどうプレーすべきか把握しないといけない。この大会はタフなものだとわかっているし、強い選手もたくさんいるけど、とにかく良いテニスをして、勝てたらいいと思う」と意欲を示した。

 なお、現在世界ランキング40位の錦織は、日本時間14日・午後7時開始予定のドバイ大会1回戦でライリー・オペルカ(アメリカ/39位)と対戦する。相手はツアー屈指のビッグサーバーだけに難しい戦いになると予想されるが、大きな自信を得るためにも、錦織には1つでも多く勝利を積み重ねてほしいところだ。

文●中村光佑

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