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錦織圭が9年苦楽を共にした、ダンテ・ボッティーニコーチとの契約解消「新たな声を取り入れる」

スマッシュ編集部

2019.10.15

9年間のフルタイムコーチの契約を解消した錦織(左)と、ボッティーニ。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

9年間のフルタイムコーチの契約を解消した錦織(左)と、ボッティーニ。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 テニスの世界ランキング9位錦織圭が、自身のSNSを更新し、ダンテ・ボッティーニコーチとの契約解消を発表した。ボッティーニ氏は201012月から、約9年間錦織のフルタイムのコーチを務め、2013年の末からは、マイケル・チャンとの2人体制で、錦織をコーチングしてきた。

 2014
年の全米オープン準優勝、16年リオ・オリンピック銅メダルの獲得に貢献するとともに、コーチとして、そして錦織の仲の良い友人としても長年の強い信頼関係を築いてきた。


 錦織はインスタグラムで次のようにコメントをしている。

「9年間、毎日のように(ダンテコーチと)一緒にやってきて、新たな声を取り入れる時だと決断しました。僕のキャリアにおけるダンテの貢献には絶えず感謝するし、僕たちはこれからも親しい友人であり続けるでしょう。旅の間、優勝した大会、良い時、悪い時もあり、グランドスラムの決勝にも到達して…ありがとう。この9年間のこと、あなたとの友情を本当に感謝しています」
 また、ボッティーニ氏もインスタグラムを更新し、「素晴らしい9年間をケイとともに過ごしましたが、さようならをいう時が来ました。彼がどんなに良い人であるかを説明するのに十分な言葉が見つかりません。彼はいつものように高いレベルで競い合い、大きな成功を収めるでしょう。彼とチームの幸運を祈っています。」と想いを綴った。

 現時点では、新しいフルタイムのコーチについては言及されていない。21日からは、オーストリアのウィーンで行なわれる、エルステ・バンク・オープンに出場する予定としているが、全仏オープンで痛めた右ヒジの治療のため欠場する可能性もある。

 12月には30歳を迎え、来年に東京オリンピックを控える錦織。新体制で迎える勝負の年での活躍が期待される。

文・構成●スマッシュ編集部

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