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国内テニス

「来年のオリンピックにまたここへ戻ってきたい」フェデラーの五輪出場宣言も飛び出した、チャリティマッチ開催

スマッシュ編集部

2019.10.15

東京・有明で開催された「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」。左から国枝慎吾、錦織圭、ロジャー・フェデラー、アダム・スコット、平野歩夢、ゴードン・リード。写真:滝川敏之

東京・有明で開催された「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」。左から国枝慎吾、錦織圭、ロジャー・フェデラー、アダム・スコット、平野歩夢、ゴードン・リード。写真:滝川敏之

 10月14日(月・祝)、有明コロシアムにおいて、チャリティマッチ「UNIQLO Life Wear Day Tokyo」が開催された。

 ロジャー・フェデラー、錦織圭、国枝慎吾、ゴードン・リードといったテニスプレーヤ―の他、ゴルフのアダム・スコットや、スノーボード(スケートボード)の平野歩夢といったユニクロアンバサダーであるスポーツ界のヒーローたちが集い、試合としては、国枝vsリードの車いすテニスと、フェデラーvsジョン・イズナー(ゲストプレーヤー)のエキジビションマッチが行なわれ、2006年以来、13年ぶりとなったフェデラーのプレーに、訪れたファンたちは酔いしれた。

 昨年、日本でプレーすることを約束したフェデラーは「大きな台風の直後、こうしてたくさんの皆さんが集まってくれたことに感謝します」と挨拶し、錦織圭に代わって急きょ出場を決めたイズナーと、3セットマッチ(ファイナルセット10ポイントタイブレーク)を戦った。

 第1セット、最初のサービスゲームからフェデラーは、得意の「ベースラインから後ろに下がらない」テニスを見せ、時にはドライブボレー、時にはドロップショット、そして、前に出てくるイズナーに針の穴を通すようなパッシングを浴びせかけると、会場をどよめかせた。
 第4ゲームでブレークした1ゲームを守り、6-3でフェデラーが奪取した。
 第2セットは、フェデラーがブレークポイントを握る場面がありつつも、イズナーがサービスエースでそれをしのぎ、試合はタイブレークへ。2-2イズナーのサービスをミニブレークしフェデラーがリードすると、5-3でも鋭いフォアのウィナーで再びブレーク。最後はサービスエースで試合を締めくくった。

 今週の日曜日に2人目の子どもが生まれる予定にもかかわらず、このイベントへの出場を快諾したというイズナー。試合では4年連続通算6度目の「1年間で1000本エース」を達成したビッグサービスで会場を沸かせ、「たくさんのお客さんの前で試合ができて楽しかった。ロジャーみたいな選手と戦えることはそうないからね。明日の朝一番の飛行機で妻の元に帰り、生まれてくる男の子を迎える予定だよ」と話すと、会場から万雷の拍手を浴びた。

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