男子テニス世界ランク6位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が母国のスポーツ番組「Sportschau」のポッドキャストに出演し、5月30日から開幕する全仏オープン(フランス・パリ/グランドスラム/クレー)に向けて意気込みを語った。
今季はクレーコートシーズンに入ってからも好成績を収めているズベレフ。5月初めに行なわれたマドリード・オープンでは準々決勝で「クレーキング」の異名を持つラファエル・ナダル(スペイン/3位)、準決勝で同じくクレーコートを最も得意とするドミニク・ティーム(オーストリア/4位)を破り、同大会3年ぶりとなる優勝を果たした。その翌週のイタリア国際では準々決勝でナダルにリベンジを許したものの、ズベレフは「最近はいいプレーができている」と調子が上向いていることを明かしている。
ズベレフによれば2020年の全米オープン決勝で2セットを先取しながらティームに大逆転で敗れた経験がここ最近の強さを支えているのだという。「あの全米の決勝戦以降、僕はより良いテニスプレーヤーになったと思う」と語っており、自身でもメンタル面・フィジカル面での成長を実感しているようだ。その上で「今年はローランギャロス優勝のチャンスがあると思う。その一歩を踏み出す準備もできている」と全仏オープン制覇への自信ものぞかせている。
だが、全仏オープンと言えば数あるクレーコートの中でもナダルが長年にわたって驚異的な強さを発揮し続けており、昨年の同大会では前人未踏の13度目の優勝を成し遂げた。通算成績でも100勝2敗というとてつもない記録を残しているため、ナダルの存在は全仏制覇を目指す上で大きな壁となることは間違いない。
それでもズベレフは「ナダルと全仏で対戦することになったら、きっと面白いことになるだろう」と力強いコメントを残した。
全仏の舞台でナダルに勝利することは、テニス界における「至難の業」と言っても過言ではないだろう。ローランギャロスの地でナダルの牙城を崩す者が現れるのか注目したいところだ。
文●中村光佑
【PHOTO】A・ズベレフが放つ時速220キロのスピン系フラットサービス連続写真!
今季はクレーコートシーズンに入ってからも好成績を収めているズベレフ。5月初めに行なわれたマドリード・オープンでは準々決勝で「クレーキング」の異名を持つラファエル・ナダル(スペイン/3位)、準決勝で同じくクレーコートを最も得意とするドミニク・ティーム(オーストリア/4位)を破り、同大会3年ぶりとなる優勝を果たした。その翌週のイタリア国際では準々決勝でナダルにリベンジを許したものの、ズベレフは「最近はいいプレーができている」と調子が上向いていることを明かしている。
ズベレフによれば2020年の全米オープン決勝で2セットを先取しながらティームに大逆転で敗れた経験がここ最近の強さを支えているのだという。「あの全米の決勝戦以降、僕はより良いテニスプレーヤーになったと思う」と語っており、自身でもメンタル面・フィジカル面での成長を実感しているようだ。その上で「今年はローランギャロス優勝のチャンスがあると思う。その一歩を踏み出す準備もできている」と全仏オープン制覇への自信ものぞかせている。
だが、全仏オープンと言えば数あるクレーコートの中でもナダルが長年にわたって驚異的な強さを発揮し続けており、昨年の同大会では前人未踏の13度目の優勝を成し遂げた。通算成績でも100勝2敗というとてつもない記録を残しているため、ナダルの存在は全仏制覇を目指す上で大きな壁となることは間違いない。
それでもズベレフは「ナダルと全仏で対戦することになったら、きっと面白いことになるだろう」と力強いコメントを残した。
全仏の舞台でナダルに勝利することは、テニス界における「至難の業」と言っても過言ではないだろう。ローランギャロスの地でナダルの牙城を崩す者が現れるのか注目したいところだ。
文●中村光佑
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