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海外テニス

「お金がないことに疲れた」元世界21位のマイエルが赤裸々告白…予選敗退の全仏OP後に現役引退を示唆<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.26

昨年1月からツアー12試合に出場し2勝10敗と厳しい戦績となっていたマイエル。(C)Getty Images

昨年1月からツアー12試合に出場し2勝10敗と厳しい戦績となっていたマイエル。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランク21位のレオナルド・マイエル(アルゼンチン)が、全仏オープン予選で敗れた後のインタビューで、今大会限りの引退を示唆した。

 現在世界ランク157位のマイエルは、現地5月24日の予選1回戦で同154位のボウティック・ファン-デ-ザンシュルプ(オランダ)に2-6,7-6(4)、3-6のフルセットで敗退。試合序盤はハイレベルなプレーを見せて、残り1ゲームで勝利というところまで迫ったが、その後失速した。

 海外メディア『UBITENNIS』によると、マイエルは試合後のインタビューで、「説明するのは難しい。とてもうまくいっていたのに、どうして(勝利を)逃してしまったのかわからないよ」と悔しい敗戦を振り返った。
 
 意気消沈のマイエルは、さらに「これが僕の最後のトーナメントになるかもしれない」と、今大会での現役引退を示唆している。

「家に戻って今の状況をよく分析してみないといけない。ツアーを回ること、プレーすること、お金がないことにとても疲れてしまったんだ。自分のランキングでは、コーチを帯同することさえできない。(状況は)とても複雑だよ」

 また、そういった考えに新型コロナウイルスの感染拡大も影響しているのかを問われると、「この状況下で旅を続けることはとても難しい。もし自分が20歳くらいだったらシーズンが終わるまでアルゼンチンには戻らないだろう。でも家族がいるとなると状況が変わってくる。ベテランの南米選手たちはこの現実に苦しんでいる。若い時ほど物事がシンプルじゃない」と述べている。

 2015年6月にキャリアハイとなる世界ランク21位を記録したマイエルは、これまでツアー2タイトル(14年と17年のハンブルグ・オープン)を獲得している。

構成●スマッシュ編集部

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