専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

「上の世代に衝撃を…」大坂なおみの“会見ボイコット騒動”に韓国メディアも注目!「MZ世代の反乱だ」

THE DIGEST編集部

2021.06.02

大坂が会見をボイコットしたことで、テニス界をはじめ各界がざわついた。(C)Getty Images

大坂が会見をボイコットしたことで、テニス界をはじめ各界がざわついた。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランク2位の大坂なおみが「全仏オープンテニス」の会見をボイコットし、その後に大会を棄権した一件は、韓国メディアも関心を持って報じている。

 事の発端は、大会前の27日だった。大坂は試合後の会見について「選手の精神状態が無視されていると感じてきた」と主張し、ボイコットすることを決断。そして宣言どおり、30日の1回戦勝利後の会見を欠席した。

 選手に義務付けられる会見を拒んだことで、大坂には規定違反の罰金15000ドル(約165万円)が科せられ、さらに四大大会(全豪・全仏・ウインブルドン・全米)が共同の公式声明で、将来的なグランドスラムの出場停止などの厳しい制裁の可能性を示唆したため、全世界に波紋を呼んだ。

 これについて、韓国の日刊紙『The Financial News』では、「“MZ世代の英雄”ナオミ・オオサカの反乱」と銘打った記事を掲載。世界ランキング2位の大坂が自国の選手であることに「(日本人は)誇りを感じていたでしょう」と述べたうえで、しかし今回の騒動は「日本人の多くは『利己的』『プロ意識の欠如』『周りの大人が指導すべき』『アメリカの考え』という反応だった」と、大坂の主張が受け入れられなかったと伝えた。

 さらに同紙は、“世代”という視点に着眼し次のように続けた。

「MZ世代(1980~2000年代初頭生まれのミレニアル世代と1990年代中盤~2000年代のZ世代を合わせた言葉)は、大半は静かで意見を言わない。しかし明らかに異変が起きており、無力派と能動派に分裂し始めている」「(今回の大坂の行動が)上の世代に衝撃を与えたのは確かだ。古い慣習に抵抗し、新しくしようとしている」
 
 昨年の『全米オープン』では、黒人差別抗議行動の一環として犠牲者の名前が記されたマスクを着用。スポンサー企業が大坂のPRアニメーションを制作した際には、実際よりも肌の色が白く描かれており「明らかに、私の肌は褐色」と堂々と不満を述べることもあった。こうした主張や行動は確かに、今までの若手スポーツ選手には見られなかったものだ。

 なお、この一件は「パリでの大会に誰もが集中できるように、大会や他のプレーヤー、そして私自身にとって、私が身を引くことが最善」との判断で大坂が大会を棄権。うつ病に悩まされていたことを明かし、「しかるべき時が来たら私はツアーと協力し、選手、報道陣、ファンにとってより物事を良くしていく方法を話し合いたい」との意向を示している。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】世界で戦う日本人女子テニスプレーヤーたち!
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号