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海外テニス

「多くの人を救えるだろう」大坂なおみを“水の怪物”フェルプスが支持!「メンタルヘルスに画期的な変化をもたらす」

THE DIGEST編集部

2021.06.05

アスリートのメンタルヘルス問題に一石を投じた大坂(左)へ、元競泳のフェルプス氏(右)が称賛の言葉を送った。(C)Getty Images

アスリートのメンタルヘルス問題に一石を投じた大坂(左)へ、元競泳のフェルプス氏(右)が称賛の言葉を送った。(C)Getty Images

 スポーツ界で波紋を呼んでいる大きな課題に“水の怪物”が口を開いた。

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 現地5月31日、女子テニスの大坂なおみがうつの症状を告白し、『全仏オープン』を2回戦で棄権した。開幕前には「人々がアスリートのメンタルヘルスについてあまり考えていないとよく感じていた」として、1回戦後の会見をボイコット。この一連の行動には、各界から様々な意見が飛び交っている。

 そんな中で今回称賛の言葉を送ったのは、五輪で史上最多23個の金メダルを獲得した元競泳のマイケル・フェルプス氏(米国)だ。米放送局『CNN』のインタビューに応じた35歳は、この大坂の決断をサポートする意思を表明している。
 

 現地6月2日に発表された声明の中で、フェルプス氏は大坂の積極的な発信力について「彼女は自分自身をさらけ出している。これはメンタルヘルスの世界にとって画期的なことになるかもしれない」と言及。「これは本当に多くの人を救うことができるものだと思う」と続けている。

 また、大坂のSNSに掲載された文章については「彼女が望んでいたことを伝られて、本当に嬉しく感じた」と感想をコメント。その内容を振り返るとともに、「テニスが大好きで、テニスがしたいというメッセージだった。それが彼女の自分らしさなのかもしれない」と見解を語った。

 スポーツ界全体に改めて投げかけた“メンタルヘルス問題”。今後はたしてどんな動きを見せるのか。今一度、この問題について、世界が理解を深める時なのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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