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海外テニス

「全ての資質を持っている」ジョコビッチが19歳のムゼッティを絶賛!2セットアップで“大金星“に迫るも無念の棄権<SMASH>

中村光佑

2021.06.08

ムゼッティは多彩なプレーでジョコビッチから2セットを奪った。(C)Getty Images

ムゼッティは多彩なプレーでジョコビッチから2セットを奪った。(C)Getty Images

 テニス四大大会「全仏オープンテニス」(5月30日~6月13日/フランス:パリ/クレーコート/グランドスラム)は現地6月7日に男子シングルス4回戦を実施。19歳で世界76位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に7-6 (7)、 7-6 (2)、 1-6、 0-6、 0-4と2セットアップした後、ファイナルセットでリードを許した時点で棄権を申し入れた。

 3回戦で世界83位のマルコ・チェッキナートとのイタリア勢対決をフルセットの末に制し、グランドスラム本戦初出場にしてベスト16入りを果たしていた19歳のムゼッティ。ジョコビッチとは今大会が初の顔合わせとなった。

 ジョコビッチ優勢と思われている中、試合はまさかの展開となる。第1セットはお互いにブレークを1つずつ取り合ってタイブレークへもつれ込むと、躍動感あふれるプレーを見せるムゼッティが3度のミニブレークに成功してセットを先取。その後も持ち前の多彩な攻撃でジョコビッチのミスを誘うムゼッティがタイブレークの末に第2セットを奪い、勝利まであと1セットと迫った。

 だが、この時点でエネルギーを使い果たしたのか、ムゼッティは第3セットを1-6、第4セットを1ゲームも奪えずに落としてしまう。迎えたファイナルセットでは4ゲームを連取されたところで主審に棄権を申し入れ、無念の4回戦敗退となった。

 ジョコビッチを相手に2セットアップとリードし、会場のファンを沸かせたムゼッティだったが、すでに身体は悲鳴を上げていたようだ。試合終了後に行なわれた記者会見では悔しさを滲ませながらも、「ケガではないが、腰にちょっとした痙攣や痛み、違和感を覚えた。観客の皆さんには申し訳ないけど、これ以上ポイントを獲得するチャンスがなかったから、リタイアした」と棄権を決断した経緯を説明した。
 
 それでも最後には「僕にとって初めてのグランドスラム本戦だったけど、世界1位の選手を相手に2セットを取ることができた。この大会から多くのことを学べたし、偉大なプレーヤーたちとどれだけの実力差があるのかがわかった」と前向きな言葉を残している。

 一方、絶体絶命の状況から逆転で全仏15度目のベスト8進出を果たしたジョコビッチは「彼はトッププレーヤーになるための全ての資質を持っていると思う」とムゼッティを称賛した上で、「(第3セットからは)自分のショットに良い感覚があった。エラーの数も減り、想定していた通りのプレーができた」と喜びを語った。

 惜しくも大金星を逃したものの、初のグランドスラムの舞台で世界王者を追い詰めた姿は世界中のテニスファンに衝撃を与えた。まずはしっかりと身体を休めて、今後のムゼッティのさらなる活躍に期待したいところだ。

 なお、勝利したジョコビッチは準々決勝で第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/9位)と対戦する。

文●中村光佑

【PHOTO】強烈なフォアハンドを武器に急上昇中!甘いマスクも魅力のムゼッティを特集!
 
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【動画】全仏OP4回戦、ムゼッティ対ジョコビッチのハイライト

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