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海外テニス

「夢が叶った」ベレッティーニがATP500大会初優勝。ベッカーと同じ記録達成に「クレイジー」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.21

芝コートとの相性の良さを見せるベレッティーニ。ウインブルドンに向けて好調な様子だ。(C)Getty Images

芝コートとの相性の良さを見せるベレッティーニ。ウインブルドンに向けて好調な様子だ。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「シンチ選手権」(6月14日~20日/イギリス:ロンドン/グラスコート/ATP500)では、現地20日にシングルス決勝戦が行なわれ、第1シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/9位)が、地元勢のキャメロン・ノーリー(イギリス/34位)を6-4、6-7(5)、6-3のフルセットで下して今季2勝目を上げた。

 大会を通して非常に攻撃的なサービスを披露したベレッティーニは、大会最終日まで1セットも落とさない安定した勝ち上がり。決勝でも19本のサービスエースを放ち、ファーストサービスでのポイント獲得率は91%と驚異的な数字を叩き出した。

 4月のセルビア・オープン以来、キャリア通算5度目のタイトルを獲得した25歳のベレッティーニは、試合後に「間違いなく、素晴らしい一週間だった。勝てるということは良いプレーができているということ。大会中は試合を終えるたびにレベルが上がっていたと思う」と明かした。
 
 また、今大会への出場はこれが初めてだが、初出場で優勝を果たすのは1985年大会のボリス・ベッカー氏以来のことだそうで、これについても「クレイジーだ」と喜びのコメント。「この大会へ出場することを夢見ていた。子どもの頃から(大会を)見ていて、今こうしてトロフィーを掲げていることは夢が叶ったような気持ちだよ」と語っている。

 強力なサービスとスピード感のあるストロークを武器に、芝コートとの相性の良さを見せるベレッティーニは、これで同サーフェスでの戦績が17勝5敗に。6月28日開幕のウインブルドンに向けて、これ以上ない調整になっただろう。

構成●スマッシュ編集部

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