海外テニス

「気持ちとしては出たいが…」フェデラーが東京五輪出場に慎重姿勢。自身の心境を吐露「昔ほど簡単ではない」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.28

数あるビッグタイトルのうち、唯一所持していない五輪でのシングルス金メダルを切望しているはずのフェデラーだが…。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランク8位のロジャー・フェデラー(スイス)が、7月24日に開幕する東京オリンピックのテニス競技への出場について「落ち着いてから決めたい」と、心境を明かした。

 現在、「ウインブルドン」(6月28日~7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート)の初戦に向けて調整を続けているフェデラーは、土曜の記者会見で東京オリンピックへの出場について「ウインブルドンが終わったら、チームと一緒に状況を見直そうと決めたんだ。もし僕がここですごく良いプレーをしたり、逆にすごく悪いプレーをしたら、それが夏(オリンピック)に影響するだろうからね」と、いまだ検討中である意向を示した。

「気持ちとしてはオリンピックに出たいと思っている」としながらも、フェデラーは「でも今はとにかくウインブルドンを乗り切って、チーム全体が落ち着いてから先のことを決めたい。今は昔(若い頃)ほど簡単ではないからね」と、慎重な姿勢だ。今年8月には40歳を迎えるだけに、まずは一歩一歩、向かうべき進路を見定めながら進んでいくのかもしれない。

 
 
「年齢を重ねるとともに、より選択しなければならないことが増えた。すべての大会でプレーすることはできない。(オリンピックの出場可否も)数週間後にはわかるよ」

 なお、ウインブルドンに第6シードで出場するフェデラーは、1回戦で世界42位のアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦予定となっている。

構成●スマッシュ編集部

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