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海外テニス

ガウフが”大ファン”セレナの涙の棄権に「辛くて見ていられなかった…」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.01

テニスを始めたきっかけでもあるセレナ(右)のアクシデントに、心を痛めるガウフ(左)。(C)Getty Images

テニスを始めたきっかけでもあるセレナ(右)のアクシデントに、心を痛めるガウフ(左)。(C)Getty Images

 テニス四大大会「ウインブルドン」(6月28日~7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート)で、現地6月29日の女子シングルス1回戦に臨んだ第6シードのセレナ・ウィリアムズ(アメリカ/8位)は、ノーシードのアリャクサンドラ・サスノビッチ(ブルガリア/100位)と対戦中に右足を負傷。ゲームカウント3-3になった第7ゲームで棄権を申し入れ、早くも大会を去ることになった。

 第1セットの立ち上がりは好調さを見せて3-1とリードしていたが、自身サービスの第5ゲームを落とした後は、大きなテーピングを施した右足を引きずるような仕草を見せてベンチへと向かい、さらに医療スタッフを要求して治療のため一旦コート外へ。再開後も明らかに足に違和感がある様子で、ついにコートに倒れ込んだセレナは主審に棄権の意思を告げ、涙を流しながらコートを後にした。

 この様子をトレーニングルームのモニターで見ていたという同郷の後輩であるコリ・ガウフは、初戦に勝利した後の記者会見でこの出来事について「見ていてとても辛かった」と振り返り、「私はジムでストレッチをしていましたが、あのような出来事を目の当たりにしてしまうととても感情的になってしまうので、目を背けていました」と語った。
 
 幼い頃から、セレナが母国のエースとして活躍する姿を見てきた17歳のガウフは、以前からセレナの”大ファン”で、テニスを始めるきっかけが彼女であったとも明かしていた。

「今の私があるのは彼女のおかげなの。私にできることは、とにかく彼女の無事を祈り、ハードコートシーズンに間に合うよう復帰してくれることを願うくらいです」

 また、ガウフ自身も芝コートでのケガの危険性を感じているようで、「あまりにも(芝が)湿っていたため滑りやすかった」と、初戦を戦った2番コートの状況を説明。セレナが負傷したセンターコートと「同じなのかはわからない」としつつも、「私のコートでは後方がすごく湿っていて、そのせいで靴が濡れて少し滑りやすかった」と明かしている。

 ガウフは現地7月1日の2回戦で、世界ランク139位のエレーナ・ベスニナ(ロシア)と対戦するが、この試合はセンターコートの第2試合に組まれた。2日前に自身のアイドルが涙した場所で、彼女に代わるような活躍を見せてほしい。

構成●スマッシュ編集部

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