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豪代表のデミノー、英代表のエバンスが相次ぎコロナ陽性。東京オリンピック欠場へ<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.16

オリンピック開催間近で陽性反応を示したデミノー(右)とエバンス(左)。(C)Getty Imaes

 オーストラリア勢男子のエースとして東京オリンピックでの活躍が期待されていた世界ランキング17位のアレックス・デミノーが、出国前のPCR検査で陽性反応が出たため、同大会を辞退することを表明した。

 海外スポーツメディア『FOXスポーツ』によると、これはオーストラリア五輪代表チームの統括責任者、イアン・チェスターマン氏が記者会見で発表したもので、同氏は「アレックスにとって非常に悲しい出来事で、この事実に彼は打ちひしがれています」とコメント。

 現地7月11日まで開催されたウインブルドンに出場していたデミノーは、7月2日に同大会の会場で行なった検査では陰性を示し、5日に拠点としているスペインに移動するまでは他の選手との接触はなかった。7月10日に最初の陽性反応が出て、その直後の検査でも同様の結果を示したという。
 
 オーストラリア勢の男子では、これがニック・キリオス(58位)に次ぐ2人目の欠場者となる。キリオスは日本政府がオリンピックの一部無観客開催を決定した後に「無観客はしっくりこない」として欠場を発表していた。

 また、イギリス勢トップランカーのダニエル・エバンス(28位)も、現地14日のPCR検査で陽性反応を示し、準備期間が十分に取れないことを理由にオリンピックの欠場を発表。

 自身のインスタグラムで「今は非常に失望しており、政府の定めたガイドラインに従って自主隔離をしています。近い将来に再びコートに立てることを楽しみにしています」と現状を綴った。

構成●スマッシュ編集部

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