男子テニス界の「小さな巨人」とも称されるディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/世界ランク12位)は、今夏の東京オリンピックでプレーすることを楽しみにしているようだ。
2020年はイタリア国際で準優勝、全仏オープンではグランドスラム初のベスト4進出を果たし、世界8位にも上り詰めたシュワルツマン。
ところが、今季は3月に自国開催となったアルゼンチン・オープンで優勝を飾ったものの、得意のクレーコートシーズンでは4大会で初戦敗退を喫すなど調子を落とし、6月の全仏直後に発表された世界ランキングではトップ10から陥落した。
アルゼンチンのスポーツメディア『TyC Sports』のインタビューに応じたシュワルツマンは、自身でも「2カ月前から調子が悪くなってしまった。最高のレベルで競うことが難しくなっていた」と苦しい時期を過ごしていたことを認めている。
そんな中、7月23日から開幕される東京オリンピックが初の五輪出場となる28歳のシュワルツマンは、アルゼンチン代表として戦うことを待ち望んでいるという。
「欠場者が多い中で、もし組み合わせで幸運に恵まれ、早いラウンドで自分に有利になれば、最下位から最上位まで勝ち進み、メダルを狙うことができる」と語り、初のメダル獲得にも意欲を示した。
また、ここ最近は徐々にコンディションが上向きつつあることについても「幸運にも、(ベスト8に入った)全仏と(3回戦へ進んだ)ウインブルドンでは、自分のレベルとエネルギーを向上させることができた。このことは、過去にATP500の楽天オープンでいい成績を残した東京での活躍へ大きな自信となっている」と手応えをつかんでいるようだ。
シュワルツマンの言葉通り、ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)などを含め、数多くのトップ選手がケガや新型コロナウイルスの感染リスクを理由として東京オリンピックの出場辞退を表明している。
普段通りの実力を発揮できれば、もちろん金メダル獲得のチャンスも出てくるだろう。無観客開催が決定されただけに寂しさを感じる部分もあるかもしれないが、170cmの身体から繰り出される持ち前の力強いショットで、多くのファンを楽しませてほしい。
文●中村光佑
【PHOTO】全仏オープン2021で活躍したシュワルツマンら男子選手たち
2020年はイタリア国際で準優勝、全仏オープンではグランドスラム初のベスト4進出を果たし、世界8位にも上り詰めたシュワルツマン。
ところが、今季は3月に自国開催となったアルゼンチン・オープンで優勝を飾ったものの、得意のクレーコートシーズンでは4大会で初戦敗退を喫すなど調子を落とし、6月の全仏直後に発表された世界ランキングではトップ10から陥落した。
アルゼンチンのスポーツメディア『TyC Sports』のインタビューに応じたシュワルツマンは、自身でも「2カ月前から調子が悪くなってしまった。最高のレベルで競うことが難しくなっていた」と苦しい時期を過ごしていたことを認めている。
そんな中、7月23日から開幕される東京オリンピックが初の五輪出場となる28歳のシュワルツマンは、アルゼンチン代表として戦うことを待ち望んでいるという。
「欠場者が多い中で、もし組み合わせで幸運に恵まれ、早いラウンドで自分に有利になれば、最下位から最上位まで勝ち進み、メダルを狙うことができる」と語り、初のメダル獲得にも意欲を示した。
また、ここ最近は徐々にコンディションが上向きつつあることについても「幸運にも、(ベスト8に入った)全仏と(3回戦へ進んだ)ウインブルドンでは、自分のレベルとエネルギーを向上させることができた。このことは、過去にATP500の楽天オープンでいい成績を残した東京での活躍へ大きな自信となっている」と手応えをつかんでいるようだ。
シュワルツマンの言葉通り、ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)などを含め、数多くのトップ選手がケガや新型コロナウイルスの感染リスクを理由として東京オリンピックの出場辞退を表明している。
普段通りの実力を発揮できれば、もちろん金メダル獲得のチャンスも出てくるだろう。無観客開催が決定されただけに寂しさを感じる部分もあるかもしれないが、170cmの身体から繰り出される持ち前の力強いショットで、多くのファンを楽しませてほしい。
文●中村光佑
【PHOTO】全仏オープン2021で活躍したシュワルツマンら男子選手たち