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海外テニス

男子テニスでドイツ初の金メダル獲得のズベレフ。「今感じていることは、一生言葉では表現できない」【東京五輪】

中村光佑

2021.08.02

オリンピック初出場ながら男子シングルスで見事金メダルを獲得したズベレフ。(C)Getty Images

オリンピック初出場ながら男子シングルスで見事金メダルを獲得したズベレフ。(C)Getty Images

 東京オリンピックテニス競技(7月24日~8月1日/東京:有明/ハードコート)では、8月1日に男子シングルス決勝戦を実施。第4シードで世界ランク5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、同25位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3、6-1のストレートで下し、五輪初出場にして表彰台の頂点に立った。

 準決勝では世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア/1位)を1セットダウンからの逆転で破るというアップセットを起こし、決勝へと駒を進めたズべレフ。

 迎えたハチャノフとの金メダル決定戦でもラリー戦で主導権を握り、危なげなく第1セットを先取。第2セットでも開始から5ゲームを連取するなど勢いは止まらず、ハチャノフを圧倒した。

 オリンピックではドイツ人男子として初となるシングルスでの金メダル獲得を果たしたズべレフは、決勝戦直後に行なわれたインタビューで「このメダルは僕がこれまでに成し遂げたものの中で最も大きなこと。ずっとオリンピックチャンピオンになりたいと思っていたけど、今ここで金メダルを首から下げている自分を見ている。今感じていることは、一生言葉では表現できないものだ」と喜びを語った。
 
 また、「僕のチームとここにいるすべてのアスリートは、お互いに支えあってきた。僕は、自分のためではなく、ドイツのために金メダルを獲得した。このメダルはドイツ全体のものだ。一瞬でも自分のためにプレーしたことはなく、選手村のみんなのためにプレーした。両親、家族、娘、家で興奮している人など、(ドイツにいる)みんなのためにもプレーしたんだ」ともコメント。

 新型コロナウイルスへの感染リスクやケガなどを理由に多くのトップ選手が欠場した中、並々ならぬ強い想いで東京大会に臨んでいたことを明かした。

 早い段階で東京オリンピックへの出場を表明し、「3種目でメダルを獲得したい」と意気込んでいたズべレフ。最終的には2種目での出場となったが、大本命のシングルスで金メダリストとなり、最高の形で大会を締めくくったと言えるだろう。この勢いのまま、8月30日に開幕する全米オープンでも自身初となるグランドスラム制覇を期待したいところだ。

文●中村光佑

【PHOTO】A・ズベレフが放つ時速220キロのスピン系フラットサービス連続写真!
 

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