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海外テニス

錦織圭、第9シードにストレート勝利で3回戦進出。つかみどころのない相手にペース守り切る<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.05

シード選手を下して3回戦に進出した錦織。(C)Getty Imaes

シード選手を下して3回戦に進出した錦織。(C)Getty Imaes

 男子テニスツアーの『シティー・オープン』(8月2日~8日/アメリカ:ワシントンDC/ハードコート/ATP500)では、現地8月4日の男子シングルス2回戦に錦織圭(日清食品/世界ランク67位)が登場。第9シードのアレクサンダー・バブリク(カザフスタン/同39位)を6-2、7-5で下し、3回戦に進出した。

 今回が初対戦の両者。第1セットは、立ち上がりでまだサービスの定まらないバブリクに対し、錦織がブレークスタートに成功する。第3ゲームでも同様に、ダブルフォールトを重ねる相手からブレークを奪い、3-0とリード。

 5-2となった錦織のサービング・フォー・ザ・セットでは、0-40と3連続のブレークピンチを迎えたが、そこから巧みなネットプレーやストローク展開で4ポイントを連取した錦織がキープ。セットを先取した。
 
 本来ならば、強力なフラットサービスや、それと対照的なアンダーサービスを武器としているが、第2セットでもまだ調子の上がりきらない様子のバブリク。そんな相手に錦織はまたもブレークスタートに成功する。

 しかし、直後の第2ゲームでミスを重ね、この日初めてブレークを奪われてイーブンとなる。その後、再三のチャンスをつかむ錦織だったが、徐々にストロークの精度を増すバブリクに全て凌がれると、第8ゲームで逆にブレークダウン。

 それでも、相手のサービング・フォー・ザ・セットとなる第9ゲームから2連続でブレークを奪った錦織が、その後の第12ゲームをしっかり取り切り、1時間36分で勝利を決めた。

 錦織は続く3回戦で第7シードのキャメロン・ノーリー(イギリス/同29位)と対戦する。

 先週まで参加していた東京五輪が終了後、すぐさまツアーに復帰した錦織。初戦を勝った後には「日本から移動して疲れていたので心配だった」と明かしていたが、今のところは体力面の心配はなさそうだ。2019年のブリスベン以来、2年半ぶりのツアー優勝に向けて、このまま走り切ってもらいたい。

構成●スマッシュ編集部

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