男子テニスツアーの『シティー・オープン』(8月2日~8日/アメリカ:ワシントンDC/ハードコート/ATP500)では、現地8月5日の男子シングルス3回戦に錦織圭(日清食品/世界ランク67位)が登場。第7シードのキャメロン・ノーリー(イギリス/同29位)に3-6、6-3、6-3の逆転で勝利し、準々決勝に進出した。
両者は2019年のウインブルドンで1度対戦しており、その時は錦織がストレートで勝利している。ノーリーは堅実なストローカータイプで、高い攻撃力を誇る錦織との打ち合いに注目が集まる試合となった。
第1セットで先にリードを奪ったのは錦織。第3ゲームで迎えたこの日初めてのブレークポイントで、甘くなった相手のセカンドサービスにフォアハンドの強打を合わせてリターンエースを決める。しかし、続く第4ゲームでは2度のネットミスが響き、ブレークを返されてしまう。
ストロークのフィーリングが合わないのか、安定感のあるノーリーのストロークに対し、ネットやフレームショットなど先にミスを犯してしまう錦織が第6ゲームもブレークダウン。
そんな中でも、第7ゲームでは特に攻めの姿勢を見せ、見事なフォアハンドのダウン・ザ・ラインやパッシングショットで2度のブレークチャンスをつかんだが、ノーリーの守りを崩し切ることはできず、セットを落としてしまった。
第2セットの立ち上がりは、自身を奮い立たせるようなエアケイを叩き込み、第1、第3ゲームとラブゲームキープ。この勢いを反撃につなげたい錦織は、第8ゲームに相手のドロップミスで迎えたブレークチャンスを、フォアハンドのダウン・ザ・ラインでものにして値千金のブレークに成功。そのままセットを奪い返した。
徐々にストロークの精度が増す錦織は、最終セットの第3ゲームでこの日一番の集中力を見せる。ハイテンポなストローク展開から、鋭いフォアハンドの切り替えしでポイントをリードすると、最後もリターンエースを決めてブレーク先行。
続く第4ゲームで一旦イーブンに戻されたものの、第5、第7ゲームで連続のブレークに成功。その後1本返されたが、第9ゲームでも再びブレークを奪い、2時間9分でベスト8進出を決めた。
錦織は続く準々決勝で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)と、第14シードのロイド・ハリス(南アフリカ/同50位)の勝者と対戦する。
錦織は先週の東京五輪が終了後、すぐさまツアーに復帰。初戦に勝った後には「日本から移動して疲れていたので心配だった」と明かしていたが、ここまでのハードスケジュールの影響が気になるところ。2019年のブリスベン以来、2年半ぶりのツアー優勝への期待も高まるが、無理のない範囲でプレーして欲しい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】錦織圭の東京五輪での激闘を振り返る厳選ショット!
両者は2019年のウインブルドンで1度対戦しており、その時は錦織がストレートで勝利している。ノーリーは堅実なストローカータイプで、高い攻撃力を誇る錦織との打ち合いに注目が集まる試合となった。
第1セットで先にリードを奪ったのは錦織。第3ゲームで迎えたこの日初めてのブレークポイントで、甘くなった相手のセカンドサービスにフォアハンドの強打を合わせてリターンエースを決める。しかし、続く第4ゲームでは2度のネットミスが響き、ブレークを返されてしまう。
ストロークのフィーリングが合わないのか、安定感のあるノーリーのストロークに対し、ネットやフレームショットなど先にミスを犯してしまう錦織が第6ゲームもブレークダウン。
そんな中でも、第7ゲームでは特に攻めの姿勢を見せ、見事なフォアハンドのダウン・ザ・ラインやパッシングショットで2度のブレークチャンスをつかんだが、ノーリーの守りを崩し切ることはできず、セットを落としてしまった。
第2セットの立ち上がりは、自身を奮い立たせるようなエアケイを叩き込み、第1、第3ゲームとラブゲームキープ。この勢いを反撃につなげたい錦織は、第8ゲームに相手のドロップミスで迎えたブレークチャンスを、フォアハンドのダウン・ザ・ラインでものにして値千金のブレークに成功。そのままセットを奪い返した。
徐々にストロークの精度が増す錦織は、最終セットの第3ゲームでこの日一番の集中力を見せる。ハイテンポなストローク展開から、鋭いフォアハンドの切り替えしでポイントをリードすると、最後もリターンエースを決めてブレーク先行。
続く第4ゲームで一旦イーブンに戻されたものの、第5、第7ゲームで連続のブレークに成功。その後1本返されたが、第9ゲームでも再びブレークを奪い、2時間9分でベスト8進出を決めた。
錦織は続く準々決勝で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)と、第14シードのロイド・ハリス(南アフリカ/同50位)の勝者と対戦する。
錦織は先週の東京五輪が終了後、すぐさまツアーに復帰。初戦に勝った後には「日本から移動して疲れていたので心配だった」と明かしていたが、ここまでのハードスケジュールの影響が気になるところ。2019年のブリスベン以来、2年半ぶりのツアー優勝への期待も高まるが、無理のない範囲でプレーして欲しい。
構成●スマッシュ編集部
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