男子テニスツアーの『シティー・オープン』(8月2日~8日/アメリカ:ワシントンDC/ハードコート/ATP500)では、現地8月6日の男子シングルス準々決勝に錦織圭(世界ランク67位)が登場。第14シードのロイド・ハリス(南アフリカ/同50位)に6-3、7-5で勝利し、準決勝に進出した。
ここのところ好調をキープし、3回戦後には「先週の東京オリンピックでの試合から、2年ぶりくらいにこんなにいい気分になっている」とも明かしていた錦織。一方のハリスも、前日の3回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)を下すなど調子の良さがうかがえる相手だ。
第1セットは、立ち上がりから相手のセカンドサービスを攻め立てる錦織が早速2ブレークを奪い4-0とリード。第5ゲームでも3連続のブレークポイントと大きなチャンスを迎えたが、徐々にサービスの精度を高める相手に凌がれ、逆に続く第6ゲームで1つブレークを返されてしまう。
さらに第8ゲームでも相手にブレークポイントを握られたが、ここは地力で勝る錦織がラリーの要所を押さえてキープ。すると第9ゲームでは、ダブルフォールトやネットプレーでの凡ミスを繰り返すハリスのスキをついてブレークに成功し、第1セットを先取した。
第2セット入ると両者ともに互角なストローク戦を展開。3-3となった第7ゲームで1度ブレークピンチを迎えた錦織だが、ライン際への見事なフォアハンド逆クロスを打ち抜いてこれを凌ぐ。
その後も、互いにチャンスを握りながら決め手に欠く流れとなりセット終盤へ。すると第12ゲームで、左右へ揺さぶるようなストロークで相手のミスを誘い出した錦織にブレークチャンスが。1本はサービスエースで返されるが、2本目をしっかり取り切って1時間53分で勝利を決めた。
勝利した錦織は、これで2019年4月のバルセロナ以来、2年3か月ぶりのツアーベスト4進出。準決勝では、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同107位)と、デニス・クドラ(アメリカ/同103位)の勝者と対戦する。
先週の東京五輪からここまでのハードスケジュールの影響が気になるところだが、このまま好調さをキープして、こちらは19年1月のブリスベン以来、2年半ぶりとなるツアー優勝に期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】錦織圭の東京五輪での激闘を振り返る厳選ショット!
ここのところ好調をキープし、3回戦後には「先週の東京オリンピックでの試合から、2年ぶりくらいにこんなにいい気分になっている」とも明かしていた錦織。一方のハリスも、前日の3回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)を下すなど調子の良さがうかがえる相手だ。
第1セットは、立ち上がりから相手のセカンドサービスを攻め立てる錦織が早速2ブレークを奪い4-0とリード。第5ゲームでも3連続のブレークポイントと大きなチャンスを迎えたが、徐々にサービスの精度を高める相手に凌がれ、逆に続く第6ゲームで1つブレークを返されてしまう。
さらに第8ゲームでも相手にブレークポイントを握られたが、ここは地力で勝る錦織がラリーの要所を押さえてキープ。すると第9ゲームでは、ダブルフォールトやネットプレーでの凡ミスを繰り返すハリスのスキをついてブレークに成功し、第1セットを先取した。
第2セット入ると両者ともに互角なストローク戦を展開。3-3となった第7ゲームで1度ブレークピンチを迎えた錦織だが、ライン際への見事なフォアハンド逆クロスを打ち抜いてこれを凌ぐ。
その後も、互いにチャンスを握りながら決め手に欠く流れとなりセット終盤へ。すると第12ゲームで、左右へ揺さぶるようなストロークで相手のミスを誘い出した錦織にブレークチャンスが。1本はサービスエースで返されるが、2本目をしっかり取り切って1時間53分で勝利を決めた。
勝利した錦織は、これで2019年4月のバルセロナ以来、2年3か月ぶりのツアーベスト4進出。準決勝では、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同107位)と、デニス・クドラ(アメリカ/同103位)の勝者と対戦する。
先週の東京五輪からここまでのハードスケジュールの影響が気になるところだが、このまま好調さをキープして、こちらは19年1月のブリスベン以来、2年半ぶりとなるツアー優勝に期待したい。
構成●スマッシュ編集部
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