女子テニス世界ランク2位の大坂なおみが、アメリカで開催される「ウェスタン&サザン・オープン」を前にしたオンライン会見で記者の質問に涙したことは、大きな話題となっている。
大坂が6月の全仏オープンで記者会見をボイコットして騒動となり、大会を棄権し、精神的なストレスに苦しめられてきたことを明かしたのは周知のとおりだ。ウインブルドン選手権も欠場した大坂は、東京五輪で復帰している(3回戦で敗れ、メダルには届かず)。
アスリートのメンタルヘルスの問題に一石を投じて以降、大坂の言動には賛否両論が寄せられている。その中で約3か月ぶりの会見とあり、今回のメディア対応には注目が集まっていた。
しかし、地元メディアの記者から、報道陣との関係について問われる中で、大坂が涙を見せて会見は中断。約4分間の中断をはさんでから再開された。
これを受け、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は「オオサカ、会見でまた涙。マネージャーは『記者のいじめ』」と題し、事の顛末を報じている。
「ナオミ・オオサカにまた涙だ。ローランギャロスでの“事件”以降、初の記者会見で、オオサカは『Cincinnati Enquirer』の記者からの挑発的質問を受けて泣き出した。その挑発は、『高いレベルのアスリートであることの利益を利用しながら、会見には出たくないなど、どうしてあり得るか?』。ナオミは答え始めたが、すぐに止まり、泣き出した。こうして会見は中断され、すぐに支障なく再開された」
「マネージャーのスチュアート・デュギッドは『あの記者のいじめのような姿勢が、選手とメディアの関係がますます緊張したものとなっている理由だ』と述べている」
その後、同紙は大坂が地震の被害に見舞われているハイチについて動じながら話したと報道。父の母国を襲った天災を受け、大坂が大会での獲得賞金を寄付すると話したことを伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
大坂が6月の全仏オープンで記者会見をボイコットして騒動となり、大会を棄権し、精神的なストレスに苦しめられてきたことを明かしたのは周知のとおりだ。ウインブルドン選手権も欠場した大坂は、東京五輪で復帰している(3回戦で敗れ、メダルには届かず)。
アスリートのメンタルヘルスの問題に一石を投じて以降、大坂の言動には賛否両論が寄せられている。その中で約3か月ぶりの会見とあり、今回のメディア対応には注目が集まっていた。
しかし、地元メディアの記者から、報道陣との関係について問われる中で、大坂が涙を見せて会見は中断。約4分間の中断をはさんでから再開された。
これを受け、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は「オオサカ、会見でまた涙。マネージャーは『記者のいじめ』」と題し、事の顛末を報じている。
「ナオミ・オオサカにまた涙だ。ローランギャロスでの“事件”以降、初の記者会見で、オオサカは『Cincinnati Enquirer』の記者からの挑発的質問を受けて泣き出した。その挑発は、『高いレベルのアスリートであることの利益を利用しながら、会見には出たくないなど、どうしてあり得るか?』。ナオミは答え始めたが、すぐに止まり、泣き出した。こうして会見は中断され、すぐに支障なく再開された」
「マネージャーのスチュアート・デュギッドは『あの記者のいじめのような姿勢が、選手とメディアの関係がますます緊張したものとなっている理由だ』と述べている」
その後、同紙は大坂が地震の被害に見舞われているハイチについて動じながら話したと報道。父の母国を襲った天災を受け、大坂が大会での獲得賞金を寄付すると話したことを伝えている。
構成●THE DIGEST編集部