女子テニスツアーの「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ:シンシナティ/8月16日~22日/ハード/WTA1000)の初戦を勝利で飾った、女子テニス世界ランク13位のシモナ・ハレップ(ルーマニア)が、試合後の記者会見でケガからの復帰やワクチン接種について言及した。
5月のイタリア国際でふくらはぎを痛めたハレップは、全仏オープンや全英オープン、東京オリンピックなどのビッグトーナメントを含む多くの大会をキャンセル。先週のトロント大会で久々の復帰を果たした。
3か月に及ぶリハビリ生活には、ツアーが長らく中断を強いられた2020年シーズンより「大変だった」とハレップは明かす。
「去年はみんなが家にいたからまだ楽だったわ。でも今回はみんながプレーしている中での離脱だったし、グランドスラムを2回も逃してしまった。」
ただ、「おかげで今では、コートに立てることをもっと楽しめるようになったの」とも語り、苦しい経験があってこその成長も感じられているようだ。
また、彼女は離脱中にワクチン接種を済ませていたようで、「もう(感染症が)怖いとは思いません。守られているように感じるの。みんなも早く打つべきよ」と、ワクチンの重要性についても持論を語った。彼女がワクチン接種を勧める大きな理由の一つが、多くの選手が悩まされているツアーでのバブル生活からの解放だ。
「トーナメントはオープンな方がずっと気分がいいわ。私はバブルが好きではなかった。あの中にいるととてもストレスを感じてしまうの。だからみんながもっとワクチンを打てるようになれば、制限がなくなって良くなると思う」
ただ一方で、ツアーにはノバク・ジョコビッチ(セルビア)やステファノス・チチパス(ギリシャ)のように、ワクチン接種に積極的ではない選手がいることも事実だ。チチパスは今週初めの会見でこの話題に触れ、「ワクチン接種が試合に参加するための“義務“にならない限りは受けるつもりはない」と語っていた。
チチパスの言うように、ワクチン接種が義務化されない以上、彼らのように考える選手は多くいるだろう。ツアーが元の状態に戻るには、まだまだ時間がかかりそうだ。
構成●スマッシュ編集部
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5月のイタリア国際でふくらはぎを痛めたハレップは、全仏オープンや全英オープン、東京オリンピックなどのビッグトーナメントを含む多くの大会をキャンセル。先週のトロント大会で久々の復帰を果たした。
3か月に及ぶリハビリ生活には、ツアーが長らく中断を強いられた2020年シーズンより「大変だった」とハレップは明かす。
「去年はみんなが家にいたからまだ楽だったわ。でも今回はみんながプレーしている中での離脱だったし、グランドスラムを2回も逃してしまった。」
ただ、「おかげで今では、コートに立てることをもっと楽しめるようになったの」とも語り、苦しい経験があってこその成長も感じられているようだ。
「トーナメントはオープンな方がずっと気分がいいわ。私はバブルが好きではなかった。あの中にいるととてもストレスを感じてしまうの。だからみんながもっとワクチンを打てるようになれば、制限がなくなって良くなると思う」
ただ一方で、ツアーにはノバク・ジョコビッチ(セルビア)やステファノス・チチパス(ギリシャ)のように、ワクチン接種に積極的ではない選手がいることも事実だ。チチパスは今週初めの会見でこの話題に触れ、「ワクチン接種が試合に参加するための“義務“にならない限りは受けるつもりはない」と語っていた。
チチパスの言うように、ワクチン接種が義務化されない以上、彼らのように考える選手は多くいるだろう。ツアーが元の状態に戻るには、まだまだ時間がかかりそうだ。
構成●スマッシュ編集部
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