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海外テニス

大坂なおみが世界76位の左利き相手にフルセットで敗退。シンシナティ準々決勝進出ならず<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.20

今大会の賞金をハイチの地震被害の救済に寄付すると宣言している大坂。(C)Getty Images

今大会の賞金をハイチの地震被害の救済に寄付すると宣言している大坂。(C)Getty Images

 女子テニスツアーの「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ:シンシナティ/8月16日~22日/ハード/WTA1000)では、現地8月19日に女子シングルス3回戦を実施。世界ランク2位で第2シードの大坂なおみが、同76位のジル・タイヒマン(スイス)に6-3、3-6、3-6で敗退し、準々決勝進出を逃した。

 2人は初顔合わせとなる。24歳のタイヒマンは左利きでクレーを得意にしているが、今季はドバイ・デューティーフリー選手権(WTA1000)とアデレード国際(WTA500)でベスト4入りするなど、ハードコートでの活躍が目立つ。

 試合はタイヒマンのサービスからスタート。大坂は好調なスタートを切り、3-0とリードする。次のゲームでブレークを喫して3-1となるが、5-3の相手のサービスゲームを0ゲームでブレークし、6-3で第1セットを取った。

 サービスエース数は相手の4本に対して大坂は1本のみだった。2人ともファーストサービスの確率が約50%とそれほど高くない中、大坂がファーストサービスの獲得率で66.7%と、相手の50%よりも上回った。
 
 第2セットに入り、順調にサービスキープが続いたが、2-2の大坂のサービスゲームでダブルフォールトを切っ掛けにブレークを喫し2-3とリードを許す。3-5の大坂のサービスゲームもブレークされて3-6で第2セットを失った。

 タイヒマンはファーストサービスの確率が上がり、セカンドサービスのポイント獲得率も、大坂の53.3%に対して87.5%と高くなり、サービスゲームでの安定感が見て取れる。

 ファイナルセットに入ると、大坂が第1ゲームをブレークに成功するが、ブレークバックされて2-2に。大坂のセカンドサービスを深くリターンしてくるタイヒマンに対してサービスに苦労する大坂が、3-6で落として3回戦敗退が決まった。

 勝利したタイヒマンは次戦で世界ランク23位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と第10シードのベリンダ・ベンチッチ(世界12位/スイス)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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