左足の故障により、今シーズンの終了を強いられた世界ランク５位のラファエル・ナダル（スペイン）。万全な状態での復帰が待たれるが、彼のコーチであるカルロス・モヤ氏が、スペインメディア『El Transistor』のインタビューに答え、ケガの状態や復帰時期について言及した。

　2005年から慢性的な足の問題を抱えているナダルだが、今年は特に耐え難い痛みに襲われた。

「これまではインソールの工夫や治療によって乗り切ってきた。でも今年に入ってから話が変わってきたんだ。多くのトレーニングを最後までやり遂げることができず、足への負担を減らさなければならなかった。最後の試合ではほとんど足を使えていなかったよ」
  　医師による足の診断を受けたが、「何がケガの原因になっているのか、どう治療するのが最善なのかはわかっていない」と明かしたモヤ氏。そんな中でも、「ラファの最大の目標は足と頭をリフレッシュすること」と今後の方針について語る。

「突発的に大会に出場しても彼のためにはならない。今ベストなのは立ち止まって足を休め、頭とアイデアをリフレッシュさせること。良いトレーニングをして、2022年を万全な状態で迎えることだ」

　これまでも、幾度となく故障を抱えながら見事に復活してきたナダル。今年６月には35歳を迎え、キャリアの終焉は間違いなく近づきつつあるだろうが、まだまだ彼には熱いプレーを見せてもらいたい。ひとまず、まずはしっかり身体を休めてほしい。

構成●スマッシュ編集部

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